(2011年1月1日)
新年あけまして
おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、新春早々、気になるニュースが。
元日の岐阜新聞の記事から・・・
特色化選抜の存廃検討へ
公立高入試、県教委が諮問会
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110101/201101010300_12568.shtml
>県教育委員会は31日までに、
>仕組みの分かりづらさなどが指摘されている「特色化選抜」の存廃を含めた
>公立高校の入試制度の在り方を検討してもらうため、
>有識者による諮問会を本年度内に設置する方針を固めた。
>
>2002(平成14)年度入試での導入以来、
>10回目の実施となる特色化選抜の検証を依頼。成果と課題を洗い出し、
>存続と判断された場合はさらなる改善策を、
>廃止が妥当とされた場合は新たな入試制度を答申してもらう。
>近年の例では諮問会の答申は翌年度の入試に反映されている。
>現在の中3には予定通り特色化選抜を行う。
>
>(中略)
>
>これまでは現行制度を前提に改善策を講じてきたが、
>存廃を視野に入れて諮問するのは初めて。
>松川禮子教育長は「入試の多様化、高校の特色化といった導入の趣旨が
>成功しているのかを総括すべき時期にきている。
>2本立ての枠にとらわれず制度の在り方を議論したい」と話している。
>
>(後略)
>
記事としては「検討」ということになっておりますが、
これはもう「変更しますよ」という宣言に近いものととって
差し支えないと思います。
これまでも何らかの変更があるときは
諮問会開催→答申を受けて何らかの変更という流れでした。
(まあ、一つの通過儀礼です。)
今回は特に教育長の名で、2本立ての枠にとらわれない
つまりは特色化選抜の廃止が視野に入ってますよと
わざわざコメントを出しました。
これはつまり
「よほどのどんでん返しがない限り、特色化選抜は廃止」という
方向性なんだと思われます。
新たな入試制度・・・(ここからは私個人の根拠のない推測です)
職業科については、特色化選抜が導入される前から、
一般選抜とは別に「推薦入試」があった歴史がありますから、
特色化選抜が廃止されても、
推薦入試に当たるものは何らかの形で残すのではないでしょうか。
普通科については特色化を廃止して一般選抜一本にして
その中で定員の○%は今まで特色化でとってきたような選抜方法、
残りの○%はこれまでの一般選抜のやり方、というふうに分けるとか
全県で統一している入試問題を難易度別に2~3種類に分けるとか、
(各校独自問題ということも考えられますが(導入している県もあります)、
特色化選抜で一度挫折しているので今さら導入はないかなと)
内申と当日点の配分は一般選抜でも各高校の独自判断で自由に決められるとか
(これも数年前までは一般選抜でもそうだったんですが)
そういう変更がいろいろと想像されます。
(以上、私の根拠のない推測でした。ソースはありません(^_^;))
いずれにしろ、
現在中2の皆さんから、
公立高校入試が大きく変わることが
決定的になりました。
今後の情報に注意してください。
とはいえ、入試が変わると言っても、
くじ引き、じゃんけん、占い、神のお告げといった
誰もが予期しない画期的な選抜方法が導入される可能性は
ほとんど無いと思いますので(笑)
多くのお子さんにとっては、これまで通り
通知表の評定(→内申点)と
当日の学力検査で点をとること(=実力)が
入試を突破する両輪になることは
ほぼ間違いないと思われます。
結局のところ、まずは日々の学校生活の中で
真面目にこつこつ学習していくことが大事だということです。
今年も頑張っていきましょう!