5月11日からの特別態勢期間2は、ただの授業の置き換え(対面→オンライン)でなく、6月からの学校再開に向けて(県内の今の感染状況なら再開できるのでは?ゴールデンウィークにまた人が動きまくったら別なんでしょうが…)、メリハリのきいた内容にしました。
ポイント1
最初の1週間は中3入試対策に塾の時間を集中して投入。
学校再開後は学校の授業がどう組まれるか分かりません。学校も遅れを取り戻すためにさまざまな手を打つでしょう(というか打たなきゃ困りますし。実現するかどうかも分からない9月入学制度の議論を見守っている間にも時間は過ぎていきますから現場は動かないといけません)。塾としてはオンライン基礎力充実講座を通じて入試対策講座を少しでも先に進め、学校再開後に中3生たちが学校で忙しくなってもいいようにアドバンテージを確保しておく必要があります。
他の学年は普通授業に代わるオンライン授業だけにして、最初の1週間は中3重点学習期間です。
ポイント2
次の2週間は学校再開に向け全学年で学習の量と質を増強。
塾生の皆さんもこの半月でオンラインの集団授業にはもう慣れてきたと思いますので、今度は個別学習でもオンラインを導入してみます。
オンライン化することで(お子さんどうしの接触が起こらないため)1コマで複数名の対応が可能になり、(接触の全面回避のため)1対1の縛りをつけている現在の個別指導(オフライン非接触型1対1個人指導)と比べて1コマの時間を長くとれます。
県内の感染状況の落ち着きから、当初は通塾しての学習会を入れて通常態勢への助走とする予定でしたが、政府の緊急事態宣言が継続されるという話もあり、それは断念。そこで終わっては後退ですから、この機にオンライン学習会を導入して指導時間を確保することとしました。
今後、学校が再開されても、教室での密集を避ける工夫が塾でもしばらくは必要でしょう。
以前のようなテスト対策時の塾での長時間密集状態は、covid-19の脅威から解放されるまでは避けなければなりません。
そうするためには塾生の分散通塾が必要になり、どうしても時間を短くせざるを得ません。
「短時間で効率よく学習」は確かに理想ですが、ウチの塾は時間をかけて対話と問答をしながらお子さんにじっくり考えてもらうやりかたでこれまでもやってきました。
短時間で効率よく教え込むことが基本になると、オンライン化どころでない塾の姿勢の大転換(掲げてきた原則の放棄)になります。
それはできません。
そういうときにオンライン学習会の経験が生きてきます。
たとえば次の定期テスト対策では(学校の定期テストがいつになるのかも分かりませんが)確認テストなど塾に来て行う必要があるものは塾で、対話と問答による間違い直しなどはオンラインでという使い分けをすることで、今までと同じような時間と質を確保できます。
同じように長時間となる入試対策でも同様の運用が可能になります。
オンライン学習会の導入は、今の学習の強化であるとともに、近い将来に備えた布石でもあるわけです。