賢学塾第19期生たちは
上記のように喜びいっぱい、
笑顔満開の春となりましたが、
他方、今年も西濃学区だけで
200人を超える公立高校受験生が
不合格という結果を
受け取っています。
今日、私も北高から順番に
合格発表の現場を回りましたが、
無念の涙を流すお子さんや
ただ呆然とするお子さんを
何人も見かけました。
この場に何年立ち会っても、
大変つらい現場であることには
変わりありません。
今日は塾生の皆さん全員とは
喜びを分かち合えましたが、
その一方で、
そういうお子さんたちのこともまた、
思わないではいられませんでした。
しかし、見ず知らずの子たちに
その場で声をかけるわけにもいかず、
ここにその思いを書いておきます。
高校入試、
特にその学力検査というのは
15歳の今の段階の「瞬間風速」を
2016/3/9という1日限定で
測定しただけのものです。
もちろん、
残念な結果に終わった以上、
反省したい点、
今になって後悔すること、
納得がいかないことなど、
心の中からあふれ出て
どうしようもなくなるときが
あるかもしれません。
しかし、今日の結果が
15歳の現時点での
瞬間風速の測定結果に
過ぎないということは、
忘れないでいただきたいと
思います。
ついでに言えば
大学入試の合否もまた
18歳の時点における
瞬間風速の測定結果に過ぎません。
18歳、22歳、24歳、30歳、40歳、50歳・・・
まだまだ続く人生のどこかで
今日のことが
苦笑いしながらであっても
前向きに振り返られる日が
来ますよう
心から祈っております。
人生は分岐点の連続です。
その一つ目を通過しただけです。
前を向いて、
次の目標に向かって歩みながら、
進学することになった高校で
すばらしい高校生活を送られるよう
祈っております。
進学することになった高校では、
あなたたちを温かく迎えてくれる
みなさんがいます。
大いに頼りにしながら
新しい生活を始めてください。
そして貴重な十代後半の日々を
大切に過ごしてください。
今年の公立高校入試、
この賢学塾では
卒業生の4分の3が
大垣北と大垣東に合格、
そして全員が市内普通科4校
(北東南西)に進学という、
普通科進学校志向の
強い学年となりました。
東に変えたほうがいいのかと
逡巡しつつ
やはり北を受けると決めて
合格した子もいましたし、
南にするか東にするか、
最後の進路相談後まで迷って
一度決めた「南」という結論を
敢えてひっくり返し、
「東」に変えて
無事合格した子もいました。
誤解のないように
書いておきますと、
彼ら「迷った」子たちは、
いずれも私の薦めではなく
本人の意思だけで決めています。
彼ら自身が自分の力で
ぐいぐい成績を上げ
その結果わき上がってきた
自信を背景にして
自らの進路を選択しました。
彼らの勇気と気迫に
私のほうが逆に励まされた、
そんな感じでした。
本当にすばらしい子たちでした。
こう書いておいて何ですが、賢学塾では普通科進学校希望の方だけでなく、商業や工業など、専門学科志望のお子さんも大歓迎です。今日は大垣商業の合格発表の確認にも行きましたが(今年は塾内に受験者がいませんでしたが、例年いてもいなくても確認には行くのです)、昇降口には「国公立大学20名合格」という、今春卒業生の進路状況の掲示がありました。中でも経済学部のある滋賀大学に12名。滋賀大学経済学部といえば伝統校ですし、そもそも国公立大学で経済学部という選択肢が大変少ないため(この大垣から通える範囲だと名大と名市大くらいでしょうか。滋賀大・経済は彦根にあるのでJRで1時間弱。じゅうぶん通学圏内です)、進学校に進んでもそう易々とは入れない大学です。商業から進学といえば、過去には賢学塾から大垣商業に進んだ卒業生で、私立の名門、東京理科大学に進学した子もいました(ちなみに今年も大垣商業から東京理科大に3名合格しているようです)。
大学進学を考えただけでも、普通科高校だけではとても語りきれない昨今、賢学塾はこれからも、普通科進学校から大学へ進みたいというお子さんと同様に、専門学科で勉強を頑張ろうというお子さんも応援していきたいと思います。公立高校入試は、どの高校も同じ問題を使います。お子さんが勉強と真正面から向き合ってくださるのなら、志望校は関係ないというのが弊塾の考え方です。
大学進学を考えただけでも、普通科高校だけではとても語りきれない昨今、賢学塾はこれからも、普通科進学校から大学へ進みたいというお子さんと同様に、専門学科で勉強を頑張ろうというお子さんも応援していきたいと思います。公立高校入試は、どの高校も同じ問題を使います。お子さんが勉強と真正面から向き合ってくださるのなら、志望校は関係ないというのが弊塾の考え方です。
もちろん、人気の高い難しい高校を目指したい、成績的に上位の学校に向かって突き進んでいきたいというお子さんにも寄り添います。先日、新中3塾生に進路に関する意識調査を行いましたが、なかなかにambitiousな希望が並んでいました。これから1年、彼らのこの希望を実現するために、彼らとともに頑張りたいと思います。