【2026年春入試】岐阜県公立高校入試|7割超の高校で第二次選抜-3年ぶりに東高理数科も募集
岐阜県公立高校入試はまだ終わっていない。
ごく一部の子たちしか関係していないし、弊塾でも関係していないのだが、第二次選抜というものがある。
全日制公立高校63校中45校。
定時制公立高校11校のすべて。
全日制だけでも7割を超える公立高校で第一次選抜を経て定員が埋まらなかった。
この西濃地区でも今年は第二次選抜を免れた高校を書いたほうが早い状況になっている。
第一次選抜で定員が埋まったのが
・大垣北
・大垣商業
・大垣養老
の3校だけ。
12校中9校で第二次選抜だったから、全県と同じような比率か。
連休前の3/19(木)にその試験が行われた。
3/24(火)に合格発表がある。
第二次選抜は出願者数がそもそも少ない。
だから世間ではほとんど話題にならない。
私も自分のところの塾生が関係していないこともあって、第一次選抜ほど細かくは追っていない。
そういう選抜だが、このあたりの話題としては今年は3年ぶりに東高の理数科の第二次選抜が行われており、その出願者数に注目が集まった。
他の西濃地区の公立高校には第二次選抜が恒例行事のようになっているところもあるが、東高で(理数科だが)第二次選抜が行われるのはこれが現行制度3度目。
過去の事例を振り返る(なお、全県でも稀な存在の当日欠席者・合格辞退者等の発表からは見えない要因は以下の考察では考えないものとする)。
<2022年春の事例>
第一次選抜で
・普通科 +26
・理数科 -22
→理数科で第二次選抜(5人の募集枠)
現行制度で最初に東高・理数科で最初に第二次選抜が行われたのが2022年春。
高校全体では+4だったのに第二次選抜が行われた。
普通科で残念な結果に終わった26人が全員理数科にまわっていたら、理数科の定員も埋まって高校全体で4人不合格だった計算。
しかし実際には17人しか回ってこなかったから、理数科に5人の欠員が生じたと考えられる。
26-17=9人は普通科に落ちたが理数科を第2志望にしていなかったということになる(文系だとか理数科が考えられない事情はそれぞれあるだろう)。
この年の第二次選抜ではこの5人の枠に8人が出願した(変更後。変更前は9人出願)。
つまり第二次選抜でも不合格だったという受検生が出ただろう、珍しい年になった(第二次選抜で募集枠を上回る出願者数は稀)。
ちなみに岐山高校理数科でも第二次選抜12人の枠に12人が出願している(変更後。変更前は2人オーバーしていた)。
改めてこの年を第一次選抜から振り返る。
この年の出願状況を見ていただければわかるが、
西濃地区では大垣北の45人を始め、大垣市内普通科4校で合計90人近くが落ちている。
岐阜地区も岐阜・岐阜北・加納(普通)だけで240人不合格になっている。
そういう状況が岐山や東高の理数科の第二次選抜にも影響したと考えられる。
第一次選抜で不合格になった受検生のほとんどは併願私立に進学する。
しかしこれだけの人数になると第二次選抜の受検を選択した受検生も一定人数になったということだろう。
<2023年春の事例>
第一次選抜で
・普通科 +15
・理数科 -18
→理数科で第二次選抜(8人の募集枠)
高校全体で-3なので第二次選抜が行われることは出願時から既定だった(今年と同じ状況)。
しかし第二次選抜の募集が8人ということに驚かれた人もいたかもしれない。
これも2022年と同じことが起こっている。
普通科を不合格になった15人のうち、理数科を第2志望としなかった生徒が5人いたと考えられる。
理数科にまわった生徒が10人しかいなかったので8人の欠員が出たということだろう。
この年の第二次選抜の枠8人に出願者は1人。
2023年春、北高の第一次選抜での不合格者が少なく(+8)東南西は定員割れ。
ある意味今年(2026年春)と似ているが、北高の不合格者の数が違った。
だから西濃の他校の不合格者が流れてくることがほとんど考えられなかった。
<2026年春は>
第一次選抜で
・普通科 +8
・理数科 -20
→理数科で第二次選抜(16人の募集枠)
もう説明はいらないだろう。
何日か前の投稿でも書いている。
普通科に不合格だった8人のうち半分の4人は理数科を第2志望にしていなかったということだろう。
今年(2026年春)の第二次選抜では、この16人の東高理数科の募集枠に10人が出願している。
16人の枠に10人だから、第二次選抜としてはじゅうぶんに集まっているほうだろう(出願者ゼロなんてところも珍しくない)。
10人の中にはひょっとすると岐阜地区の高校の第一次選抜で残念だった子も含まれているかもしれない。
北高の第一次選抜での不合格者が少なくなかったといっても30人はいない。
西濃地区では南高も西高も第二次選抜を実施している(南に5人出願。西は出願なし)。
第二次選抜のこれまでを振り返ると、第一次選抜で落ちてしまった受検生で第二次選抜に挑む生徒は少ない。
悔しい思いをした受検生のほとんどは併願私立に進む。
第二次選抜に自分の視野に入る高校がないこともあるだろうが、もう高校入試は終わらせたいという受検生もいるはずだ。
授業料無償化が始まったこともあり「どうしても公立高校に」という「圧」は弱まっているだろうことは以前も書いた。
そんな中での10人出願。
これまでの第二次選抜への出願の傾向を考えると、不合格者が多く出ている他地区(といっても岐阜地区しか考えられないが)からの流入が若干あったと考えるほうが自然ではないかと思ったのだった。
学区制度がないので岐阜地区の生徒でも西濃地区の普通科(と理数科)高校はいくらでも出願できる。
特に岐阜地区でも西のほう(岐阜市西南部や本巣市・瑞穂市・羽島市)の生徒にとっては通う上での支障も大きくないだろう。
第一次選抜でも倍率の低い西濃地区の高校は選択肢に入れてもいいように思う。

