岐阜新聞テストが自宅受験!?

今朝の新聞から。
 
県中学総体中止 地区大会も 
 
中3部活も悔しい夏「最後の試合を」 県中学総体中止 
 
これが今頃一面に載ったことが私にとってのニュース。
すでに県大会、地区大会の中止決定は(だいぶん前に)県中体連のサイトに載っていて、私も先日それを引用してこの記事を書いています。
敢えて言えば、
 
 地区大会出場などを懸けて行われる市、郡大会などの大半の中止も決まったことが8日までに分かった。
 
 市や郡大会は、元々実施しない地域があるものの、岐阜市や大垣市など大半で中止が決定。海津市は検討中で、今週中にも開催可否について結論を出すという。
  
これらの部分は県中体連のサイトには載っていませんでしたので、取材にもとづく「ニュース」と言えばニュースでしょうか。
ただ、大垣市に関しては市大会をやらないことは中学校経由で知らされていたようですが。
いずれにしろ今年の中3生にとっては可哀想な話になってしまいました。
他地区では代替となる試合を設ける動きもあるようですね。
これもいちおうニュースかな。
 
飛騨地域では3市1町で、地区大会に代わる大会などを検討しているという。そのほかに、中津川や恵那、郡上市などは市独自の大会開催、岐阜市などでは市内近隣校との練習試合や、部内で下級生との試合などを設ける案などが出されている。
 
先日、授業の時に話したんですが、「おがっきぃ杯争奪(仮称)」みたいな代替大会を作ってあげてもいいような気がするんですが、どうなんでしょうね。
大震災の年、夏の揖斐川の花火大会の中止が早々に決まった後、「代替」となる花火大会が8月下旬に大垣市内で行われたのを思い出します。
既に中3生は7月末での部活動引退が決まっているようですので(中学校からのお知らせ)、時間的に無理なのかもしれません。
また、運営にあたる皆さんの事情などは何も考えずに適当に思いつきを書いていますのでご了承ください。
 
 
  
さて、部活のことは学校にお任せするとして、塾として注目しないといけないニュースはむしろこちらですね。
 
岐阜新聞テスト第1回~第3回、自宅で受験 
 
岐阜新聞情報センターは、中学3年生対象の県統一模擬試験「岐阜新聞・中学3年学力テスト」について、新型コロナウイルスの感染防止のため、全4回のうち第1回~第3回は自宅で受験する方式に変更する。
「3密」を回避するための試験会場の手配、試験スタッフの確保が難しいと判断した。
 
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こういう情勢ですから、不特定多数の中学生がいろんなところから集まってくる会場模試の実施が困難なことは十分理解できます。
むしろ様子見で10月(第2回)ぐらいまでは中止にするんじゃないかなと思ったくらいですが、年内は自宅受験という切り替えをしたようです。
 
来年1月10日に実施予定の第4回は、今後の状況をみながら今年10月上旬に受験方式を決める。
 
第4回(最終回・1月)だけは判断留保とのことですが、実施時期もまだ先ですし、第4回は(岐阜新聞テストを重視する人たちにとっては)志望校選択のためにひときわ重要なテストですので、可能な環境が整えばなるべくやりたいということでしょう(私は特に重視もしていないのでどちらでも全然影響ないんですが)
 
しかしこの決定、既に申し込んでしまった人の中には「しまった」と思った人もいるかもしれませんし、これから申し込もうと思っていた人は大いに躊躇しますよね。
自宅受験じゃ意味が無いと思う人も少なくないでしょう。
自宅受験なのに高いと思う人もいるかもしれません。
何より主催者が「実力を十分に発揮するためにも、校外受験の雰囲気に慣れておくことが大切です」と宣伝している模試ですからね(赤字部分は主催者のパンフも赤字で書いてあったのでそのまま引用)
自宅受験でこれは・・・。
  
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もっとも、「しまった」と思った人については7月2日までならキャンセルにも応じるようです(手数料500円を引かれるようですが)。
また「高い」という反応もあり得ると主催者も判断したのでしょう。
1回4500円の受験料を払って受験する人に対しては1回500円を「図書カード」で還元するようです。
詳細は主催者(岐阜新聞情報センター)のサイトに「自宅受験の実施概要(PDF)」という題の文書で載っていますのでそちらでご確認を。
 
なお、以前からここで繰り返し書いていますように、弊塾では岐阜新聞テストの受験を推奨も否定もしていません(「受けなさい」とも「受けてはいけません」とも言っていないということです。中立です)
受けたい塾生はご自由にというのが弊塾の態度です。
昨年の中3生(第23期生)は第1回~第4回まで誰も(一人も一回も)受験しませんでした。
今年はどうなるでしょう。
自宅受験となると県内全体の受験率は下がりそうな気もしますが、果たして。
そうでなくても西濃地区の受験率は他地区よりも低いですが。
自宅受験となると、申し込んだものの問題を解かずに放置・返却しないという(通信添削でよくありがちな)状態になる子も出るんじゃないかという想像もできます。
他方、「塾でみんな一緒に岐阜新聞テストを『受験』しよう」というところが現れるかもしれません(ウチはやりませんが)。
 
いずれにしろ、これを機に「岐阜新聞テスト」やその他の(たとえば大きな塾主催の)模試の情勢に何らかの変化が起こるかもしれません。
今後どうなっていくのか、世間の動きは注視していきたいと思いますが、弊塾の学習カリキュラムや進路指導その他一切には岐阜新聞テストはもともと全く影響がないので、ウチの姿勢自身には何の変更もありません。