長期休業短縮・卒業式を遅らせる!?

今朝の新聞から。
県立高、夏休み短縮 小中学校にも要請
 
県教委が今後の日程や行事についての具体的な指針を出しました。
 
6月に再開する県立高校の授業時間の不足を補うため、夏季休業を8月1日から20日間に、冬季休業を12月29日から6日間に原則短縮することを決めた。市町村教委には小中学校も長期休業の短縮や卒業式を遅らせることで、授業日数を確保するように要請した。
 
県教委の発表なので県立高校の方針ですが、後半にあるように小中学校もこれに準じた対応をするように求めています。
先日書いたように、東濃5市は既に夏休みを1週間ちょっとにすることを決めていますが、このあたりは各市町村の裁量に任せるということでしょうか。
しかしこの後半にある「小中学校も……卒業式を遅らせることで」ってのが気になりますね。
小学校はさておき(というか小学校の卒業式は遅らせたとしても年度末まで数日しかありませんよね)、中学校の卒業式を遅らせたら既に発表されている公立高校入試の日程とかぶってきそうです。
公立高校入試の日程を後ろ倒しにすることは考えにくいので(公立高校入試は第二次選抜までありますから後ろ倒しにすると入試の全日程が年度中に終わらなくなってしまう)、一部の他県で見られるような 公立高校入試→中学校卒業式 という順番も考えられるということでしょうか。そうなった場合には、入試と卒業式が日程的にひっくり返ってもいいような出題範囲にすることは考えられますね。こういうニュースもありますので。
  
高校入試「出題範囲、配慮を」 文科省、自治体に通知:日本経済新聞
 
新型コロナウイルス感染拡大で休校が長期化したことによる学習の遅れを踏まえ、文部科学省は14日までに、高校入試で受験生が不利益を被らない措置をとるよう全国の自治体に通知した。出題範囲や方法での工夫を求めた。
 
工夫の仕方として、地域ごとの学習状況をふまえ▽中3の内容からの出題は適切な範囲となるよう設定▽問題を複数から選択できる出題方法とすること――などを例示した。
果たして岐阜県教委がどう判断するかですが、授業消化のために卒業式を後ろ倒しにするなら、何らかの配慮がないと困りますよね。
  
  
話を上の記事に戻しますが、このほかにこんなことも出ています。
 
修学旅行などは宿泊施設や移動時のバスで集団感染のリスクが高まるとして、延期か中止する。部活動は再開時期を指針に示さず、県教委が後日連絡する。小中学校の給食は教職員による配膳を検討し、児童生徒には食事中の会話を控えるように求めた。
 
仮に修学旅行が中止なんてことになったら、小6生、中3生の落胆は大きいでしょうね。
部活動の再開時期を「後日連絡」した頃には3年生が取り組める期間もなくなっていたりして…。
それから、給食の配膳を教職員が行うっていうのも現実的でないような気が…。先生たちだけで生徒全員分の配膳って相当大変なことじゃないかな…。それに対応したメニューであれば別でしょうか。
 
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再開は喜ばしいことですが、簡単に解決しそうにない難しい問題ばかりが転がっていますね。
当方としては学校の行事予定・日程が早く知りたいところですが。
(そうでないとこちらも先々の予定が立てられませんので)