今週説明会に行ってきたところは、国政で合意に達し予定しているがまだ確定させていない来年度(2025年度・令和8年度)からの私立高校も含めた授業料無償化を実現する就学支援金制度(修飾部が多すぎる)のことについては「ガン無視」で説明を終えた。
奨学生への給付金というと授業料相当とか入学金相当とか現実の費用にあてての設定も多いが、そうでない金額で設定している。
これなら就学支援金がどうなろうが振り回される恐れは全くない(といって基本は授業料無償化を前提としているとは思うが)。
そして最初から最後まで無償化の「む」も就学支援金の「しゅ」も聞こえてこなかった。
話し出すとかえってややこしいことになるという判断だろう。
何度でも書くが、国(の政治)がぐずぐずしているのが悪いのである。
ここまで現場でさまざまな対応が見られるのも、それぞれが苦慮された結果であろう。
ところで、中3入試対策はこれから10月までが応用力養成講習の前半、11月半ばからが後半である(間に期末テスト対策がある)。
以前は「賢者の石を始めるのが11月末頃からでは遅い」と、教科と分野によっては(未習部分が絡む部分は取り組めない。逆に国語は今日からでもできる)10月から着手してもらった年もあったが、期末テスト対策期間を挟んで取り組みが中断すると炭酸ガスが抜けたサイダーのようになってしまうし、以前よりも期末テストが早まっている今は11月半ばには入試対策講習に戻ってこられる日程になったので、「賢者の石」は11月半ばからの課題(授業でやるのではなく授業外で取り組んでもらう)とすることにしている。
念のため(このブログを読みに来る人に知らない人はいないと思うがたまたま見つけてちらっと読みに来た人のために)書いておくと「賢者の石」とはハリーポッターのことではなく弊塾が毎年発行している岐阜県公立高校入試問題の編別過去問題集(年度ごとでなく「関数編」「地理編」のように編別に整理している)のタイトル。
収録年数は年によって違うが、今年も3編構成で、超必修編(7年)、準必修編(6年)、探究編(さらにその前)で発行する予定だ。
昨年度の中3には3編全部終えた上にこちらが次々に繰り出した様々な番外編まですべて平らげてしまった生徒が出たが(詳細は昨年末から今年初め頃のこのブログに記載)、今年はどうなるだろう。
もうそんなことを考える季節になってきた。
書いたついでにもう一言。
国語の入試過去問は今日からでもできると書いた。
岐阜県の公立高校をめざしていて国語が苦手だと思っている子は特に早めに過去問に取り組むのがよいだろう。
岐阜県の国語の入試問題は易しく、弊塾生もだいたい国語の当日点では困ってこなかったが、苦手な子はそうも言っていられない。
そこらへんの問題集をやるぐらいなら岐阜県の公立高校入試の過去問に取り組むことを推奨する(塾生は賢者の石でやるから心配しなくてもよい)。
入試までに時間をおいて繰り返し解くことで解き方のこつを頭に入れるとよい。
岐阜県公立高校入試の過去問を反復する効果がもっとも出やすいのが国語かもしれないというぐらいのものである。