昨日紹介した記事、連載ものだったのか、続きがまだあった。
限界大学:小規模私立大の定員充足率が急降下 強まる著名大学志向、淘汰加速か | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250725/k00/00m/040/354000c
18歳人口が減少するなかで都市部に多い著名な大学志向が強まっている影響を受け、ほとんどの小規模私大で定員割れしているとみられる。 私学事業団によると、24年度の小規模私大の定員充足率は平均で88・86%だった。大学別の充足率は公表していない。
一方、中規模(4000人以上8000人未満)の85校では101・33%、大規模(8000人以上)の51校では103・45%といずれも100%を上回った。
私立大学の多くが定員割れしているといっても著名な私立大学はそうではないという話。
確かに早慶上理とかGMARCHとか関関同立とかに限らず、愛知県の総合私立大学あたりでもまだ危機という感じはそれほど強く伝わってこない。
現時点では小規模私立大学ほど厳しい状況とのこと。
大都市圏なら安泰かなと思ったら、小規模私大は都市部でも苦戦しているらしい。
著名で大規模な私立大学に生徒が集まりやすいという傾向があるようだ。
こんな記事もあった。
限界大学:「Fランは無意味か」学生募集停止の高岡法科大、学長の矜持と懸念 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20250725/k00/00m/040/355000c
北陸唯一の法科単科大としてかつて人気のあった高岡法科大(富山県高岡市)は、2025年度以降の募集停止に追い込まれた。
高岡法科大学、学生の頃に家庭教師をしていた子が志望していたのを思い出す。
もう何年前になるんだ(数えたくもない)。
それで名前を知っていたのだが・・・そうだったか、募集停止だったか。
こういう大学はこれからどんどん増えるのだろう。
県内の大学も他人事ではない。
多くの人は自分が通った大学がなくなってしまうのは寂しいだろう。
出身校に対する思い入れがそれほど強くない私だって、名古屋市千種区不老町に行ってみたら廃墟が広がっていたなんていうことがあればショックを受ける(とリンクをはって気づく。「名古屋市千種区不老町」が大学の住所になっているが、厳密には工学部や北部生協のあたりだったんだなと。学生の頃に聞いたことがあるかもしれないが、今さら知った気分。)
いずれ消えそうな大学には進みたくないという心理が働いて、ますます受験生が大きな著名大学に集中していくのかもしれない。
さらに少子化が進めば、それがやがて中堅クラス(の規模・成績レベル)の大学にも及び、そして・・・
少し前に高校の同級生(で大学・学部も同じだった知人)が某私大の学長になった話を書いた。
上の記事の分類では「大規模」ということになるのだろう彼の大学でも、おそらく危機感を持っていて、だから駅の近くにキャンパスを移したり、学長が若返ったり(前任者よりも20歳若返っている)しているのだろう。
大学も大変な時代である。