マークシート

今日も岐阜県の話ではなく埼玉県の高校入試の話。


埼玉県立高校入試にマークシート式を導入へ 今の中学2年が対象に:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/AST7S4D9VT7SUTNB004M.html

27年度から全ての生徒に面接を課すため、採点期間の短縮と採点ミスの防止を目指す。得点換算で1割は記述式とするが、国語の作文は出題しない。


受験界隈では一時期明らかに「悪者」にされていて廃止の方向もあったマークシート式。
このあたりの高校入試で昔からやっていたというと大垣日大。
今も昔も受験者数が多いからだろう、長く(それこそ私が高校受験をしたような大昔から)マークシートを採用していたが、先々代の校長のときだったか、今世紀初め頃に廃止した。

しかし近年、再びマークシートへの回帰が受験界隈のあちこち見られる。
たとえば弊塾に関係があるところでは高専(国立高専は全国共通問題)も10年ぐらい前から入試にマークシートを導入した。
冬、高専入試対策をしている年は、センター試験(今の共通テスト)のような数学の問題形式を見ては「懐かしい」と感じてしまう(私は大学受験対策を仕事にしていない)
昨日ニュースを紹介した愛知県の公立高校入試も2,3年ぐらい前からマークシート式になっているはず。
公立高校入試でマークシートのところは大都市圏の都県のようである。
今回の埼玉県、全受験生に面接を課すからそちらに労力をかけたいということのようだが、働き方改革、教育現場の負担軽減という側面もあるのだろう。
この受験界隈のマークシート式への回帰はこれから加速するのかどうか。
注目していきたい。