2025年3月20日。
地下鉄サリン事件から30年がたった。
全くのうろ覚えだが、1995は3月21日が春分の日で、この日は3/19の日曜日と春分の日に挟まれた休みの谷間だった記憶がある(ググって確かめる。便利なものである。記憶の通りだった)。
まだこの塾ができる前、前職にいたころだった。
前職でも合格発表後のこの時期はのんびりさせてもらっていた時期だったかもしれない。
特にあのころは今と違って公立高校入試の合格発表直後だったかもしれない。
1月には阪神・淡路大震災もあり、あの年(の前後)は本当に異常だった。
人間の頭は頼りにならないもので、だいぶん記憶も薄れてしまっているのだが。
前々年の冷夏・大不作で前年(1994年)夏頃までコメの確保が大変だった(政府がコメの緊急輸入をした平成の米騒動)。
一転、1994年は今では当たり前のようになってしまった猛暑だったのだが。
もうバブル経済は崩壊しており不況に入っていたが、その後を思うとまだそれは日本の長い転落の入り口だった。
政府の経済白書が「もはや戦後ではない」と謳ったのが1956年で敗戦から11年経っていたが、バブル崩壊の後遺症は10年では収まらなかった。
「後遺症」ではなくバブルによって日本の中長期的な問題が隠されてしまっていただけなのかもしれない。
閑話休題。
すっかり話が逸れてしまった。
今日から春期個別特訓講習である。
開塾したころは春期講習をやっていなかった記憶がある。
せっかくの春休みだから塾生の実力強化のために何かしようと思い立ったのはいつ頃からだろう。
思い立ったはいいが生徒それぞれ様々な事情もあるし、こちらが中1といってもまだ小6だとか、中3だ受験生だといってもこの時期はまだ部活などで忙しい子もいるとか、日程を作る上で様々な障害があることが分かった。
そこでこの春期講習は時間選択制の個別特訓講習としたのだった。
これならどの子の都合にも合わせやすい。
予約が集中して人数制限をかけるコマもないわけではないが、自由選択してもらうとほどほどにバラバラで予約が入るので、十分個別対応できる。
各学年ここまでやっておかないといけないという目標がある夏や冬と違い、春はゆっくりできるので一人ひとりの弱点をじっくり補強できる。
このスタイルがよいと気づいた。
彼らも来たくない時間帯に来なくてよい。
並行して普通授業もやっているので、授業は授業で進められる。
いいことずくめ?なのである(言い過ぎか)。