コロナ対策の必要性が生じたころから弊塾では常時換気扇を回していることは以前も書いた。
真冬も真夏も。
この夏のあの酷暑の中でも。
たぶんものすごい額の冷暖房費を浪費してきたのだろうが、それも致し方なかった。
通ってくれる子供たちの健康が第一である。
世間の流れに合わせて、弊塾もそういった厳格なコロナ対策を見直すことにした。
国も換気は30分に1回以上、数分間というのを推奨している。
常時換気扇を回し続ける必要はないかもしれない。
あるいは換気扇の風量を弱めてもいいのかもしれない。
しかし今のうちの換気扇はそんな上等な機種ではない。
タイマーがついているわけでもないので手動で入切をしないといけない。
キッチンタイマーでアラームを鳴らして手動で入切をしたりもしたが、授業中にそれをやるといちいち中断して面倒だった。
そんな事せずに気付いた時に換気扇のスイッチを入れて、気づいたときに切ればいいのかもしれない。
しかしつけることや消すことを忘れる。
授業に集中していたらなおさらそうだ。
知らない間に換気をしないまま長時間経っていたなんてことになりかねない。
そういうわけでいろいろ考えていた。
で、至った結論が換気扇にコンセントタイマーをつけることだった。
何だこんな簡単なことだったか。
教室でPC&プロジェクターを使い始めた十年以上前、ワイヤレスキーボード&マウスを使えばPCは教卓からいくらでも遠隔操作できるということに思い至ったとき以来の「なんだそんな簡単なことだったんだ」である。
先日からさっそくとりつけて使っている。
国の指針よりも厳しめ、20分ごとに5分の換気をする設定にした。
なかなかよい。
勝手にスイッチが入って勝手に消えてくれる。
さっそくカテエネサイトで使用電力量をチェックしたら、すぐに機器代のもとがとれそうなぐらい省エネになっている。
そして何より以前よりも教室が暖かい。
以前は常に換気扇を回し続けていたのだから当たり前か。
この塾のエアコン、こんなにパワフルだったっけというぐらい暖かい。
暖かすぎるくらいだった。
先日の雪が舞った日もこれで電力量を抑えたうえに暖かかったから、この冬は昨年よりも節電ができそうだ。
そもそもコロナ禍にかかわらず換気は必要だ。
今回もいきなり換気扇を止める選択はなかった。
この塾が黒板を使っていた昔はチョークの粉の飛散のため頻繁に換気扇のスイッチを入れていたことを思い出す。
当時はあれで換気をする習慣がついていた。
今はチョークの粉は飛ばないが(ホワイトボード)、教室の空気環境のため、換気は必要だ。
だが教室の温度環境のため、常時換気はなるべく避けたい。
先ほど述べたように節電も重要だ。
何かと物価の上がるこの時世、圧縮できる経費は圧縮したい。
そういう中で出した結論がこれだった。
今後、換気の間隔についてはしばらく使いながらもう少し検討したいと思っている(15分~20分ごとに5分~10分の換気の範囲で検討している)。