広告いろいろ

最近YouTubeで県内大手の塾の宣伝を見ることが増えてきた。
ネットを眺めていると大小様々な塾の広告が目に入る機会も増えた。
インスタをやっている塾、Facebookをやっている塾、LINEで発信を続ける塾も多いようだ。
今や学習塾業界でも広報活動の主戦場がネット上に移りつつある印象だ。

そんな中、インスタをやっているわけでもTikTokをやっているわけでもなく、X(Twitter)のアカウントは作っただけで終わり、LINEには2つアカウントがあるが塾内連絡用と外部受付用で宣伝等は一切していない弊塾は、遅れているかもしれない。

 

 

以前も書いたように新聞の部数はびっくりするぐらい減っている。
毎年春に折込広告を入れているので明らかな部数の減少は分かっていたが、全体数の減少もさることながら、弊塾に通うお子さんの保護者の年齢層にあたるだろう30代で約3割、40代で約4割しか新聞を月ぎめでとっていない(全国調査だが岐阜県だけ見ても似たようなものだろう)という。
つまり半分以上の人にはそもそも新聞の折込広告など手元に届かず、新聞本体とは別の折込広告を手に取ってみられる可能性を考えるとリーチしている率はさらに下がることになる。
一時期、大手塾も中小塾も募集の季節(春とか夏休み前とか)になるとさかんに折込広告を入れていたが、往事のボリュームは今はない。
そんなお金があるならネットにでも広告を出したほうがマシという判断かもしれない。

これがお年寄りになるとぐっと新聞の月ぎめ購読率が上がるので、高齢者対象の商売ならまだ折込広告はある程度有効かもしれない。
高齢者対象でない業種でも、三世代家族の家庭ならまだ高齢者以外へのリーチの可能性もありそうだが、先日公民の授業をしていて聞いてみたら、中3塾生の家庭の9割が核家族世帯だった。
今どき大家族の世帯は稀である。

 

 

弊塾では例年春にだけ折込広告を入れてきたが、このような数字を見るといろいろ考えてしまう。
今春いらっしゃった方でも広告だけを見てご入塾までされた方は少数派だった。
ほとんどは口コミ主体か(広告「も」見たよという方はいらっしゃったが)、弊塾が通りに面しているから存在は前から知っていたという方ばかりだった。
お問い合わせだけで終わった方を入れるともう少し増えるが、その程度。
大量に広範囲にチラシを撒いているわけではないのでこの程度かもしれないが、もっと撒けば反応があるという問題でもないだろうと思う。
どう考えてもまちの小さな塾のものだろうという広告が、おそらく対象外の地域にいる私のネット画面に出てくるところを見ても、どの塾も広報活動には苦労しているんだなと思う。

・・・なんてことを考えつつ、今日もせっせと広告にもならないブログを書いているのであった。
このブログは弊塾の広告宣伝目的ではないので(外部向けの意味づけを強いていえば「
生きていますよ」という証ぐらいかな)

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