大垣第一女子高校

昨日書いた大垣第一女子高校の話。
正式には「大垣市立大垣第一女子高校」定時制の女子高だった。
昔は今の大垣桜高校が大垣女子高校を名乗っていたから紛らわしい高校名だったが、全日制ではなかったためさほど混乱もなかったかもしれない。
そもそも私自身も高校に入ってから北方向にグラウンドのその先を眺めて隣に「高校らしきもの」があると気付いてその存在を知ったぐらいのものだ(単に高校生のときの私があまりに世間を知らなかっただけという見方もできるが)

  

  

  

大垣第一女子高校は大垣にたくさんあった紡績工場に働きに出ていた人のための定時制高校だった。
かつて大垣やその周辺にたくさんあった紡績工場はショッピングモールになったり住宅になったりして今はすっかり姿を消した。
紡績工場・繊維工業の衰退とともに大垣第一女子高校も廃校となった。
私が高校生になったときにはまだ高校は残っていたはずだが、ほどなくして廃校となり、その後はIAMASの校舎として使われた時期もあったはずだがIAMASがソフトピアに集約されてからは空っぽの状態が続いている。
昨日書いたこの高校の体育館は「北部体育館」という名で市の体育館としてしばらく利用された後、解体・整地されて数年前その跡地に北高のすぐ南にあった消防署が移転したが、校舎本体のほうは廃墟のままである。
解体するにもお金がかかるということだろうか。
既に廃校になった学校はたくさんあるが(小中学校も高校も)今後そういうところがどんどん増えて、跡の利用をどうするのかか課題となるのであろう。
山間の過疎地域だけの問題ではなくなっている。