テスト対策

今回が初めてのテスト対策という子(中1はもちろん全員だが中2・中3でこの春から入った子)には、まずテスト対策というものに慣れてもらうところから始めないといけない。
入ってすぐの定期テストで「塾で勉強した成果が出ました」というのはドラマティックで良いのだが、うちの塾の場合、入ってから最初のテストのその次のテストで本格的な結果が出ることも多い。
テスト対策というものに慣れてこの塾での学習の流れが分かって行動できるということもあるだろうが、テスト対策期間に至るまでの過程を全部経験するからということもあるだろう。
テスト前だけの学習でなくてテストとテストの間の期間がトータルでテスト対策のようなものなのだ。

 

 

 

例えば、夏期講習から入塾した子がいるとする。
今の中学校の日程ではもう6月後半~7月半ば過ぎまでの1か月間の学習を塾でこなしていない状態で2学期期末テスト対策を迎える。
夏期講習があるじゃないかと言われそうだが、夏期講習は実力養成、つまり次の定期テストに向けてだけの学習ではなく、もっと広い範囲の復習をしたいし、実際にしている。
同じことは冬期講習から入った子についてもいえる。
やはり11月後半から12月下旬までの学習が抜けた状態で3学期期末テストを迎える。
こちらの方が影響が大きいかもしれない。
年が明けて1か月もしたらもう3学期期末テストだ。

 

 

新年度開始から入った子はその点、影響が比較的軽いかもしれない。
まず中1は当然4月から学習した内容しか出ない(と言っても昔はたまに小学生の復習内容を出す学校・教科もあったが、当時は1学期中間テストがあった)
しかし中2・中3だと理科・社会では間違いなく前学年の最後にやった内容が出る
が、英数国については数学でたまに出ることがあるぐらいでほぼ出ないことが多い(これも1学期に中間テストがあった昔は割と前学年の内容を出していた。範囲が狭くなってしまうからだろう)。
つまり英数国に関しては春からの学習成果で間に合う(理社はそうはいかないが)
ベストは各定期テストの終わった直後のご入塾、つまり2月後半から、6月後半から、11月後半からなのだが、そんな都合のいいことはこちらの理屈で(実際は「こちら」だけの理屈ではないのだが)「夏休みから」「冬休みから」「春休みから」というほうが気持ちが動きやすいかもしれない。
その中では「春休みから」が比較的よいということだ。
つまり今回のテストでは新入塾組の子たちにも結果を出してほしいし出さないといけないという自分へのプレッシャーである。