塾選びの季節に向けて


早くも新年度のことについて

ぼちぼちお問い合わせをいただくようになりました。

 

ありがとうございます!

 

広告も出していないのに、こんなに早い時期から

関心を持っていただけるのは大変嬉しいことです。

来年から中学校が新しい指導要領に切り替わるということで

世間でいろいろ言われているせいでしょうか。

ウチとしてはこれまでになく早い動きだなと感じます。

塾選びはある意味

「お子さんの人生の分岐点」と申し上げても

言い過ぎではありません。

十分比較検討していただき、

お子さんの学力や目標、性格にあった塾を

見つけていただければと存じます。

 

こんなことを書いておいて恐縮ですが

申し訳ないことに、

まだ新年度のご案内は完成しておりません。

来月後半まで、今しばらくお待ち下さい。

 

 

 

ところで、最近の塾選びは、とても難しくなっています。

それはひとえに塾側の営業活動に原因があるのですが、

たとえば広告よりあてになるはずの口コミに頼っても、

口コミの背景にあるものを慎重に見極めないと

失敗することがあります。

 

例えば、

ある人に以前から熱心に紹介してもらっていたので

お子さんをその塾に入れてみたところ、

紹介するとキャッシュバックがあるしくみを

通わせるようになってから聞き、

何か割り切れないものを感じたというお話を

以前聞いたことがあります。

これはお子さんが友達に誘われて行く場合も同様で、

数年前、全国規模のある大手学習塾が

テレビや週刊誌等で槍玉に挙げられていましたが

授業時間を使って

塾生に友達を誘ってくるよう強く指導

誘ってくることに成功した塾生には

金品(数千円相当の図書券など)を与えている

というような事例があります。

 

件の塾はきわだって強引だったため、特に目立った結果

マスコミに取り上げられたわけですが、

紹介すると生徒に金品を与えるという塾は

(金額の多寡は別にして)昨今では珍しくなくなっており

相手がお子さんだけに問題であるという意見もありますし

塾は営利企業であるから当然であるという意見もあります。

 

ここではその是非は論じませんし

私にそれを断じるだけの資格があるとも思えませんが、

賢学塾ではそのようなことは

一切やっていませんし、

今後もする予定はありません。

 

つまり、ここで強調したいことは、

賢学塾の塾生や卒業生、また

その保護者の皆様のご紹介は

塾から何の見返りもない、

純度100%の善意であるということです。

心から「良い」と思っていただけているから

紹介してくださっているものと思います。

これについては、

どれだけ感謝しても

感謝しきれません。

 

この件については、以前ウチのある塾生が

「けんけんがくがくpersonal」(←ウチの塾生が書いてくる生活記録のようなものです)の中で

私に問いかけてくれました。

「紹介すると金券がもらえる塾についてどう思うか」と。

私は答えて書きました。

「ウチのことを紹介していただける方の善意に

 傷をつけるようなことはしたくありません」と。

これがすべてです。

開校当初、つまり十数年前の卒業生やその親御さんから

紹介いただいて門を叩かれたという方が

いまだにいらっしゃいます。

そんな皆さまの温かい気持ちに支えられている塾です。

そのご厚意を無駄にしたくない、無駄にしないために

この塾は来年も全力でお子さんとぶつかっていきます。