来春の各高校の入試詳細(特色化など)が、
県教委から公式に発表されました。
県教委の入試情報のサイトに載っています。
「検査の実施概要等」というところを見てください。
今朝の朝刊で一覧表を発見し、ざっと見ただけですので
まだ詳細には点検していませんが、
去年と比べて大きな変更をした高校は、今のところ見あたりません。
それにしても遅いですね。
既に一部の高校では高校見学が始まっています。
通常ですと、高校見学の場で
自校の入試について説明をする高校もあるのですが、
昨日・一昨日の段階ではまだ県教委から公式発表がなく
各高校がフライングで発表することはできないということで
高校見学で入試に関する説明を受けることはなかったようです。
(そういうところは堅いんだよなあ・・・)
もちろん、選抜方法は後からいくらでも知ることが出来るでしょう。
学校で、あるいは塾で、説明も受けるでしょう。
また、高校見学で聞く話には特段掘り下げた内容もないでしょう。
しかし、受験生本人が高校から直接、入試制度の説明を聞くという経験は
単に内容を把握する以上に大事なことだと思うんですよね・・・。
まあ、県教委としては初年度以来の慣例である「7月末まで」に
出せばいいやってことなのでしょう。
こちらも、
現行特色化選抜の最終回となる来春入試で
大きな変更をする高校はないだろうと思っていたので、
それほど慌ててはいませんでしたが・・・。
しかし、遅い。
そもそも論を敢えて書けば、
「7月末までに」も「高校見学が始まる頃までに」も遅い。
受験生の立場に立てば、
4月までに出すのが理想じゃないかなと思うのです。
(これなら、たとえば中学校側も春の授業参観のときの懇談会等で保護者に説明できます)
それが高校側にとって日程的に厳しいということなら、
せめて6月末まで、つまり7月の中学校三者懇談の前までに
詳細が明らかになっていることが望ましいのではないかと
私は思います。
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ここから先は、再来年春(現中2生受験)に向けての話。
2013年春からの新制度は早めに決めて周知してくださると
諮問会でも方向性を示していただいていて、
それは大変ありがたいことですが、
おそらくそれは「制度の全体像」のことで、
高校ごとの具体的な選抜方法については
「慣例通り」こんな時期の発表になるんじゃないかなと
危惧しています。
もし、本当にそうなってしまったら、とても残念です。
自分の行きたい高校がどんな入試をするのかが
具体的に分からなければ、
全体像だけ漠然と示されても、受験生にとってはあまり意味がないからです。
特に初年度となる2013年春は
「前年までこうだった」という例から類推することもできません。
全くの手探りの状態です。
今年は、去年までとあまり変わらないだろうから慌てていなかったと
先ほど書きましたが、
来年度の中3もこんなペースで入試の詳細が明らかになるのだとしたら
話は別です。
周知を図るために早めに新制度を決めるという意向を
本当に生かすために
せめて初年度だけでも(何でこんなところで妙な妥協をしているのか自分でも分かりませんが(^_^;)、
各高校の選抜方法の発表を前倒ししてほしいものです。
先ほど述べたように、理想は4月、最悪でも6月末までです。
いくら何でも7月末は遅すぎます。
・・・などとこんなところで書いても仕方ないのですが。
これに関しては真剣に投書したいくらいだなあ。
とはいえ、受験生の父母でもない、一介の塾屋の投書に何らかの力があるとも思えませんが。