2001年9月11日、同時多発テロが起きたとき。
この塾はもうここにあった(1997年開校)。
私はいつものように授業を終え、PCに向かって作業していた。
(デスクトップPCの画面はブラウン管(CRTモニター)だったと書くと遠い昔のようだ。実際むかしなのだが)
その合間にふと何気なくネットを開いて仰天した。
アメリカが何やら大変なことになっていると。
最初は状況がよく分からなかった。
ビルに飛行機が誤って突っ込んでしまった事故なのかと思った。
気になって続報が知りたくなったが、当時の回線速度である。
やっとADSLが普及し出した頃で、この塾では依然としてISDNを使っていた(開校したときにISDNを契約してしまったのだった。ISDNのところは回線を切り替えないとADSLを引けない。当時は随分後悔したが、その後光回線が当たり前になり、どうでもよくなる)(この辺りの昔話ももう分からない人の方が多いかもしれない)。
写真一つ画面に出すのにイライラしなくてはならなかった。
ネットで動画など想像もできない時代。
塾には当時も今もテレビはない。
急いで帰り支度をして車のラジオで速報を聴きながら帰宅。
家に帰ってすぐにテレビをつけ、深夜まで見ていた覚えがある。
あれから23年も経つのか。
時が経つのは早いと痛感する。
だからむかしを振り返るのは苦手なのだ。
いつまでも前ばかりを向いていたいのだった。