6.1%


【疑問】脳幹出血は回復の見込みある?治療や時期別のリハビリ内容も解説  

脳幹出血は半分以上の人が助からないという、以下のような調査結果があります。(文献1

  • 良好な回復だった方:13人(6.1%)
  • 中程度の障害:27人(12.7%)
  • 重度の障害:27人(12.7%)
  • 植物状態:23人(10.8%)
  • 死亡:122人(57.5%)

私が脳卒中(脳幹出血)で倒れてからもう4年以上が経過している。
早いもので、今の塾生たちはもう全員が私が死の瀬戸際にいたあのときのことを知らない世代である。
発症後、私も家族も(家族は発症直後から。私は入院期の後半から。)いろいろ脳幹出血の記事をネットで漁って見たことを思い出しながら、改めて上のようなサイトを見ることがある。

これによれば、「良好な回復」で今、後遺症がない私は6.1%の人だったということになる。

約6割が亡くなっている。
そして植物状態の人も入れると7割か…。

94%が死亡するか何らかの後遺症を抱えて生きていると考えると「ほぼ全員」が発症前と同じではいられないというふうにもとらえられる。

改めて戦慄する。

自分がいま何も問題なく無事に生活できていることに改めて感謝するほかない。

6%・・・以前から書いているように、担当医が「強運の持ち主」というはずである。
厳密にいえば最初から何もなかったわけではなく、発症時から入院していた時期の前半まではほぼ完全に半身不随であった。
あのころ、左半身は全く動いていなかった。
しかし現代のリハビリテーションというものは本当にすごいと思う。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のみなさんのおかげで、元通りの身体を取り戻した。
普通に動けるようになってかなり経ついま、あのとき自分の左半身が石のように動かなかったことも記憶の彼方でうまく思い出せない。
あのときの苦労は忘れたくはないと思っているが。
4年前の3月の終わり、動けるようになって退院したもののまだ体力が今ほど回復していなくて仕事に向かう心が折れかけていた私の背筋を伸ばすよう促したのは、全員集合して高校への合格を報告してくれた第24期生たちであった。
その彼らが二十歳になる2025年度が一昨日から始まっている(こういうとき以前なら「成人にある」と書くところ、今は18歳成人であるから調子が狂ってしまう)
第24期生、その後(昨春など)、顔を見せてくれた子もまたそうでない子も、みんな元気でやっているとよい。