今頃、公立高校の卒業式が行われていることだろう。
昨日も書いたが卒業おめでとう。
そしてもうほとんどの子が成人を迎えているんだな。
おとな。
あの子たちが大人になっているんだと思うと感慨深い。
自分の頃は20歳が成人だった。
今は高校生のうちにほとんどの子が「成人」(一部分野の留保はあるけれども)扱いになる。
どんな感じなんだろう。
想像もつかない。
高校生のうちに成人と言われても…という感じなのだろうか。
私が高校生ならそう思うかもしれないが、今の子たちの感覚はまた違うだろう。
インターネットが生まれながらにある世代である。
私たちとは感覚が違って当たり前だ。
インターネット…
私が大学生の頃だろうか、これからはパソコンの時代だと言われたのは。
まだスマホでもタブレットでもない、パソコンが新しかった時代。
そしてインターネットの前は「パソコン通信」だった。
パソコンの登場前、文書は「ワープロ専用機」で打っていた。
そのおかげでキーボードを打つという作業そのものには慣れていたのでパソコンへの移行はスムースにできたが、今やフリック入力、さらに音声入力の時代である。
私が死ぬまでに、頭で考えただけのことが文章として表れる技術が実用化される時代は果たして来るのだろうか。
そういえば塾の片隅に開校当時のワープロ機(キャノワード)が長らく残っていたが、さすがにもう捨てたか。記憶にない。
この塾の初代ロゴはそのワープロ機で作ったので、原本画像を残すためにしばらくとっておいたのだった。
その後ロゴも若干変わったので(細かすぎて伝わらない変化だろうが。というか初代のロゴを知る人も少ないか。)要らなくなったのだが。
ワープロの前は日本語タイプライターの時代だった。
英文タイプライターと違い、たくさんある漢字を文字盤で一つ一つ探して打っていくタイプのもの。
学校のどこかで見たことはあるが、さすがに私自身はその世代ではないので使ったことはない。
こうやって振り返ると、車はまだ普通に空を飛ばないしタイムスリップをした人もいないようだけれども、時代は確実に変化しているんだなと感じる。
時代が変わっても残る技術と時代とともに廃れていく技術の違いは何だろうと考える。
何だろう。