昨日の話題の続き。
鶯谷高校の来春向け募集要項がもうネットにも上がっているが、来年度からの完全無償化(予定)の話は書いていない。
これまでの制度(しかも今春からの制度でもなく昨年度までのもの)に沿った内容が書いてある。
令和8年度募集要項←鶯谷高校のウェブサイトから
高校側が出す公式文書がこうなるのは国がまだそういう段階(正式に制度として確定させていない状態)なのだからある意味当然といえば当然である。
今春からの制度も書いてないのも今のしくみ(全員に公立高校授業料相当分を国から支援)は来春からの制度の「つなぎ」で2025年度だけの暫定措置だからということだろうか。
他方、私学振興会のほうは来春からの支援金制度を広報宣伝しているチラシを出している。
無償化支援チラシ(令和7年度版)←岐阜県私学振興会のウェブサイトから
令和8年度からは誰でも授業料が完全無償化になるので、私立高校で手厚い教育が受けられるチャンス到来です。
8年度~
世帯の年収及び居住地に関係なく、全生徒に一人当たり457,000円まで補助
先日も書いたように中3受験生に向けた募集活動はとっくに始まっており、これも当然の対応である。
私学振興会のチラシを見て思い出したが、国が授業料全面無償化をしたあかつきにはこれまでの県独自の支援金制度も変わることになると思うのだが、どうなるのだろう。
県は私立について所得制限付きの入学金支援もしている。
これは継続なのかどうか。
国で正式に決まらないことには県も動きようがないか。
いずれにしろ今はちょっと「困った状態」なのである。
これでは公立希望から私立一本にしようかなと志望変更を考える生徒がいたとしても、判断材料が足りないだろう。
私立高校側もここまで正式に下りてくる時期がずれ込むことは想定外だったかも知れない。
夏の高校見学どころか、秋の志望校決定(私立の専願・併願に関して。公立は年が明けてからの話)の時期にも間に合わないかもしれないのだから。