諸行無常

ゴールデンウィークに会った知人から「大垣駅前の某雪某ナールの高校部門の校舎が閉鎖されているよ」と聞いて、先日たまたま前を通りかかったら確かに閉鎖されていた。
某雪某ナールは昨春も西濃地区の校舎が複数閉鎖されたことを書いた。
そのときは閉鎖される前から異変に気づいたが(といって静里のほうは最初気づいていなかったか。近くを通らないと分からないものだ)、今回は高校生対象の校舎ということもあるし、このあたりでもないので全く注意を払っていなかった。
高校生対象の塾というのはいま世間では盛況をきわめているように思ったが、必ずしもそうでもないようだ。

各務原や羽島を中心に岐阜地区の塾というイメージだった某雪某ナールが西濃地区に進出して校舎を増やしたのは何年ぐらい前からだろう。
あの時期は確かに西濃地区での展開に力を入れていたと思うが、愛知県のほうにも校舎を展開しているようだから、今はそっちのほうに重点を置きたいということだろうか。

件の校舎があった駅前通りの新大橋付近といえば、かつては大垣の街のど真ん中だった。
いま証券会社がある交差点の角には、かつては(すごい昔、といっても戦前とか明治とかではない)マクドナルドがあり、休日ともなるとあの界隈には若者が大勢集い、マックも盛況であった。
つまり大昔の感覚なら場所は悪くはないのだが、そんな旧世紀の化石のような話をしても仕方が無い。
時代は全然違う。
前も書いたが、21世紀の今は大垣の「駅前」が南北どっち側なのか分からない。
新大橋のあたりはもう「駅前」という感覚ではないかもしれない。

・・・という立地の問題ではないか。

他に何か要因があったのか、単純に会社として力を入れるポイントを変えたのか。
諸行無常である。