徳島県公立高入試で合格最低点に差 居住地によって平均46.5点 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20250514/k00/00m/040/103000c
全県一学区になっている岐阜県と異なり、徳島県では今でも学区制が採られているとのこと。
そして他学区からの受験者に対して「流入率」が高校ごとに定められているため、他学区からの受験者と学区内の受験者で合格最低ラインに大きな差が出ることがあるらしい。
他地区からの流入を一定割合(それも1割程度)で認めるということをするから起こる差なのだが、
>29年春の高校入試から学区制を撤廃すると決めている。
ということなので、近い将来この問題は解消されるらしい。
徳島県でまだ学区制が生きていたこと自体がびっくりではある。
他方、だいぶん前に学区制のなくなった岐阜県では、岐阜地区の成績上位普通科校の高倍率は恒常化し、ここ西濃地区では流出のせいもあって(それだけでもないが)全体に倍率が落ちている。
端的に言えば今は岐阜高校に優秀な生徒が集まりやすい環境が作られているのだが、その結果、岐阜高校の難関大学進学実績がさらに大きく伸びたという話は聞こえてこない(私の「耳」が悪いだけかもしれないが)。
逆に大垣北は明らかに上位層を中心に沈んでいる。
これを見ると学区制がないのが果たしてよいのかと疑問に思わないでもない。
そう思ってしまうのは自分たちが学区制で育った世代だからかもしれないが。
今の大垣北には、(私が高校生だった大昔のような)ある意味個性の強い優秀な生徒(偏差値的意味での優秀さを超えている存在)はどの程度いるのだろうかと気になった。