大学授業料などの減免制度 学生の申請間に合わず 延長の動きも | NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250514/k10014805411000.html
3人以上の子どもがいる家庭の大学授業料負担を無くす政治の決定はだいぶん前に聞いたが、高校の就学支援金制度と異なり、日本学生支援機構(旧日本育英会)の管轄で、給付型奨学金の一種(給付型に所得制限がなくきょうだい3人以上という制限がついている)だということはこれで初めて知った。
学生支援機構が6月末締切としているのに早めている大学が多いというのも驚き。
制度の初年度で確認作業に時間がかかるという大学側の言い分をのむなら、支援機構側が締切を7月末等にできなかったのかと思う。
いずれにしろ、4月はちょっと早い。
入学して下宿を始める大学生もいるだろうから4月あたりは忙しすぎる。
「少子化対策のイメージが強く、児童手当と同じように親に申請書類が送られてくると思っていました。大学に入学して4月がばたばたと過ぎて気付いたら5月になり、問い合わせたらもう締め切られていた。自分の反省でもありますが、子ども自身が大学に行かないと申請できない仕組みと分からずに待っていました」
記事にあるこの親御さんとほぼ似たような感覚だった。
へえ、勉強になった・・・という場合ではなくて、どれくらい周知徹底されているのかは大いに気になった。
制度があっても利用されていなければ何にもならないし、ころころ変わる制度でもこれから3人目というご家庭もあるだろうから意味がないので、安定的で今後も広く知られ続ける制度になる必要があると思う。
今年はまだ制度の初年度だから知っている人が多いかもしれないが、この勢いだと何年か経ったら肝心の当事者に忘れられそうである。
大学や学生支援機構に任せるのではなく、国がもっと周知徹底を図るべきだろう。