増える廃校


年440校が廃校に キャンプ施設や水族館に活用も避けられない課題:朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/AST5824LXT58OXIE034M.html


廃校はこの地域でもだんだん目立ってきた。
揖斐川町の旧揖斐川町以外の旧村各地区の中学校は、谷汲中学校以外全部消えているだろうか。
山間部でなくてもこの先、小中学校の廃校はどんどん進むだろう。
数年後からは公立高校の廃校も増える(はずだ)。
活用の道がないとか活用するにも大規模改修が必要な場合は取り壊すしかないだろうが、取り壊すだけでもお金がかかる。
廃校ののちもしばらくそのまま放置される学校がどんどん増えそうである。

先日、旧坂内村にあった旧坂内小中学校の近くを訪れる機会があった。
廃校前と同じように学校の建物は残ったままだったが、体育館以外は利用されていない様子だった。
そのときは一瞬「もったいないな」と思ったが、考えてみれば廃校になるとい
うことはその地域に人があまりいないということなのだから、地域の人のための公共的施設への転換は、利用されない施設が増えるだけになり難しい。
その上、全国で毎年これだけ廃校が増えていては民間施設への転用もなかなか話は進まないだろう。

30年後といわず10年後の日本社会はどんな様子になっているのだろうと、廃校だけでなく廃墟・空き家が目立った静かな山村で思いを巡らせた。