私の花は、私が咲かせる。

昨日の夕方、小学生の授業前のこと。
岐阜女子高校の先生がいらっしゃって今年の新作ポスターを置いていかれた。
ちょっと入っていただいて雑談などにもおつきあいいただき。
先日ここに「岐阜女子高校さんは昨年いただいた汎用ポスターが使える」と書いたばかりだが、わざわざお越しになって新しいものをくださったのだから、それも場所を変えて張ることにした。
今年のものは日程入り。
やはり説明会の日程の告知は大事だということになったのだろうか。
今年のポスターは謳い文句が気に入った。

私の花は、私が咲かせる。

来年度からの「授業料無償化」に関連してどの程度話が進んでいるのかもうかがう。
来年度からのことなのに、まだ詳細がじゅうぶんにはおりてきていないようだ。

文部科学省の高校生等への修学支援のページを見ても

令和8年度からの所得制限の撤廃や私立高校等の加算額の引き上げも含めたいわゆる「高校授業料の無償化」を別途検討中です。

とある。

文部科学省がサイトの更新をサボっているのでなければ、政治の世界で決まったといっても、政府として公式に制度の詳細をアナウンスできる状態には整っていないということだろうか。
それ以前に、国の制度上の話だが令和7年度(今年度)の所得制限撤廃の約12万円(公立授業料相当)の支援金は、「臨時支援金」扱いのようである。

高等学校等就学支援金に申請した結果、年収約910万円以上世帯と判定された場合に、高校生等臨時支援金が新たに支給されます。(令和7年度限り

つまり、今年度に関しては制度上は「みんな一律に約12万円支給(実際そうなのだが)」ということではなく、年収制限の支援金はこれまで通り支給し、年収制限以上の方にも臨時支給する(=だから結局は全員)という構造になっている。
「○の人はOKです、でも×の人も今年は臨時にOKです、結局みんなOKです」という制度になっているのだ。
ややこしいように思うが、今年度に関して現場はもう所得制限付きの旧制度で現場が動き出していたところに制限撤廃を政治が突然決めたから、その制度に乗っかって継ぎ足しするのが一番混乱がないということだろうか。
所得制限を取っ払った部分を「臨時」としたのは、来年度(令和8年度)に待っている公立・私立高校無償化までのつなぎという位置づけだろう。

これだけ見てもいかに急なことだったか分かる。

無償化自体はよい方向だと思うし、突然は困るといっても決まったのに今年はまだ恩恵を受けられない(実際私立の「完全」無償化に関してはそういうことになる)というほうが困るというか関係学年に不満が残るだろうから、仕方がないのではあるが。