シーズンイン

世間では昨日今日の大学入学共通テストから大学受験シーズンの始まりという位置づけのようだが(昨日も書いたように実際には昨年後半からある意味大学受験シーズン)、私たち高校入試の世界に生きる人間にとっては、昨日の高専推薦選抜をもって高校受験シーズンの始まりと言える(高専入試と関係ない・関心もないところはそうでもないかもしれない)
これから公立高校出願校最終決定、私立高入試、公立高校出願、そして公立高校入試とその合格発表と入試関連の行事が3月まで続く。

今年もいよいよこういうシーズンが来た。

だいぶん前にも書いたが、私たち塾屋にとっては夏休みは単純に夏期講習でからだが忙しく、ここから直前期はタスクが多く精神的にもきついからその負担は全く異質のものだ。
講習一本の夏と違い、中1・中2の期末テスト対策や新年度に向けての作業(塾生ご家庭への新年度の案内と契約更新、新規生徒募集のこと)にも気を配っていかないといけない。
言い換えると、授業が詰まっていて他のことをやる時間を与えてくれない忙しさが夏、土日以外は昼間から授業が詰まっているわけでもないので平日中心に時間はあるが入試対策以外にやることが多岐にわたり忙しいのがこの時期。

こんな1月・2月を、勤め人の時代をあわせるともう30年以上過ごしてきた。

夏期講習というやることが決まっていてほぼ同じように忙しい夏と違い、この時期の忙しさ・きつさの程度は年によってもだいぶん違う。
振り返ると年によっていろんな思い出がある。
当たり前だが一つとして同じ年はない。
それぞれの卒業生との思い出はそれぞれ宝だ。
あんなことやこんなこともあった。
この仕事の思い出の大半はこの時期に集中しているようにも思う。
そんな時期が今年も始まった。