公立高校入試の追試験(追検査)

岐阜県の公立高校入試(第一次選抜)に追試が導入されたのは、インフルエンザで受験できない生徒への対応が全国規模で話題になって以降だ。
そのちょっとあとに新型コロナの騒ぎがやってきて、インフルエンザ対応の追試が発展して新型コロナにも対応するものとなり、コロナ禍当初は「待機期間」が長かったこともあって、本試験→追試→合格発表まで3週間も待たされることになった。

今はそんなことはない。

合格発表までの間隔は、追試が導入された頃にほぼほぼ戻っている。
といっても追試がない頃よりは学力検査(本試)から発表までの期間は長くなっているのだが。
追試と本試はもちろん違う問題(当たり前)
世の中にあるさまざまな追試の常で、本試よりも問題は難しめ(だが本試と同じまな板の上で点数は同じように扱う)
追試験を受けるにはインフルエンザ・新型コロナ等医師の診断書等も必要だ。


岐阜県教育委員会発行「令和7年度岐阜県立高等学校入学者選抜要項」から。赤下線は当方でつけた。

  

本当にどうしても受けられなくなったときの最終手段として追試がある。
先日紹介した文部科学省の資料でも令和5年度入試(2023年春)では県下で8名しかうけていない(だからだろう、その数で分析しても意味がないから本試験と違って平均点や正答率等の成績も公表されていない)
そういうこともあって中学校も追試のことはあまりいわない(一万数千人の全受検者(受験者)のうちの8名というのだから、実際に対応したこともない学校(中学校も高校も)の先生のほうが圧倒多数だろう。
めったにないことである)

追試はやむを得ないときの最終手段。
だから追試が実施されなかった昔と心構えは同じ。
基本は当日に向けて体調を整えましょうということだ。