将来、滋賀県立高専を目指す塾生は現れるか

以前も書いた滋賀県立高専、設立準備が順調に進んでいるようだ。
2028年春開校と言うから、今(2024年度)の小6生が受験をするときに開校するということになる。
人気が出るかどうか、それはまだ分からないが、滋賀県には今まで高専がなかったことを考えると、あちらの地元ではそれなりの人気は出そうである。
地理的には京都市方面からの通学もできる位置なので、人口の多い西のほうの滋賀県外から志願者が多く来る可能性はある。
他方、隣県とは言っても長浜や彦根ではなく遠く野洲なので、岐阜県の私たちからはやや遠く、高学年はもちろん、一年生から下宿(寮)が必要になりそうな位置だ。
となるとこちらからすると豊田高専や鈴鹿高専を受けるのと同じようなもの(これらも当然自宅からは通えない)
しかも新設校。
敢えてこちらからそんなに行かないかもしれない。
岐阜高専にはない何か特徴的なことをやっているとか、そういうことがあれば別かもしれない。


1年次に情報技術の考え方を基礎として学び、2年次以降、「機械系」「電気電子系」「情報技術系」「建設系」の4つの専門コース(名称は未定です)での学びを掛け合わせて、専門知識・専門技術を身に付けていきます。滋賀県立高等専門学校について|滋賀県ホームページ


ということで、岐阜高専のように最初から学科が決まっているわけでなく、専門コースに分かれるという違いがあるようだ(学科としては単一の「総合学科」)
コースごとに分けて募集を行うか、全コース一括で募集し入ってからコース選択するか定かでないが、それは受験生にとっては結構大きい。
入るときからコースが決まっていないと困るという子もいるだろうし、入ってから学んでみて
考えて選びたい子もいるだろう。
どちらがよいかは人それぞれだ。

滋賀県立大学と連携するともある(県立校どうし同じ学校法人での運営されるとのこと)
全くの「さら」の状態で始まるよりは安心感もあるのかもしれない。

果たしてどうなるか。
新設校だけに就職先や進学先を見極めて・・・となると、開校からさらに5年先のことになるので2030年代半ばにならないと評価が定まらないか。
卒業生を出して評価が安定してくるのは今の未就学児ぐらいからということになる。
先が長いような気もするし、あっという間のような気もする。
この塾もできて28年目なのである(1997年開校)
この夏、満27年を超えた。
あっという間だったといえばあっという間だった。