来年度から検討するんだって

2024年度からの5年間で検討し、2029年春入試(2024年現在の小5がうける入試)の募集から取り組むことが以前宣言された岐阜県公立高校の再編(要は統廃合)について。
来年度から検討を始めるとのこと。
今年は検討するための分析の段階だそうで。
以下は県議会での教育長の答弁から。


現在は、各地域の子どもの数の変化や高校進学の傾向を詳細に分析しているところであり、来年度からは高校の配置を踏まえた高校のあり方を検討してまいります。
(県教委発表「令和6年第4回岐阜県議会定例会における審議結果について」から岐阜県議会での県教育長答弁の一部)


ということは来年は今よりも注意深く見ていかないと突然何かが出てきたりするんだろうなあ。
前から書いているように次回は大きな再編が避けられないはずだから、じゅうぶん警戒しておこう。
また,こんな答弁も。


大きな変化が生じる場合、児童生徒が不安なく進路選択ができるよう、前回の再編の場合には、発表から最初の再編まで2年間しかなかったということを踏まえますと、今回の場合は十分な周知期間を作ることが必要だと思っております
(県教委発表「令和6年第4回岐阜県議会定例会における審議結果について」から岐阜県議会での県教育長答弁の一部)


行きたいと思っていた高校がなくなる話を唐突に聞かされても受験生(になる子たち)は困る。
「いや、統合だ、無くなるのではない、統合先はあっちの高校だ」といわれても、それは手続き上のこと。
2校が1校になって全く新しい場所に新高校が建設されるならまだ違うかもしれないが、現実はある高校が消えて、もう1つの高校が名前をちょっと変えて残る形での「統廃合」(前回再編はそうだった。統合で学科が増えた影響で残った高校の改築等があった高校はあったが)

周知期間、しっかりとってほしい。

2年間しかなかったという反省があるということは、2029年春からの高校再編は、2026年かそれより前に発表されるというふうに考えてもいいのか。
もう2024年も終わろうとしている。

逆算すると来年は一気に話が進む可能性もあるなあ。
話が進むと言っても、何度も書いているが「2029年春から再編する」と県教委は以前宣言したのだから今(2024年時点)の小6までは関係のない話のはずだが(「自分が進んだ高校に在学中から後輩が入ってこなくなるかもしれない」という点では全くの無関係ともいえないか)

今度は早めに発表するから県議会議員の皆さんも納得してくださいというメッセージが込められた議会答弁なのだろうか。
前も書いたように今度の再編では「市郡唯一」になっている高校に何らか手をつけることが避けられないだろうから(県議会議員は市郡単位の選挙区で選出されている)県議会の協力は特に重要になるのだろう。
というかこういう場合はもう裏で根回しが済んでいるのだろうか(政治家ではないので全く分からない)