岐阜県公立入試情報界隈(そんなものがあるのかどうか知らないが)ではほぼ何も無かった8月や9月と違って、10月はいろいろな発表が出てくる。
まずは今春入試の成績結果(平均点など)が中旬には出るのだろう。
以前は9月だったが、数年前から10月が常態化し、今ではもう既定路線になっている。
全数調査でもないのに(20分の1抽出)半年以上もかかるのかなという疑問はおいておくとして、受験した本人たち(今の高1)が高校入試のことなどすっかり過去のものになっているだろうこの時期に平均点等が出される。
問題一つ一つについての正答率も出てくるので、教える側としてはそれにも注目している。
kengakujuku.netのサイトでは例年通りテレビの解答速報の予想平均と照らし合わせた公式平均点の表を掲載する予定。
なお、岐阜県公立高校入試の平均点には2種類ある。
a.全日制の選抜だけの平均点とb.定時制や連携型なども含めた全体の平均点。
テレビの解答速報も弊塾のサイトもb(後者)を採用しているが、bのほうはkengakujuku.netのサイトにも但し書きを書いている通り、5年前から公式には5教科総合の平均を出していない。
これは定時制や連携型の選抜では5教科すべての学力検査を実施しない高校が多いため(英数国3教科とか国語だけなんて高校もある)だと考えられるが、kengakujuku.netのサイトでは以前との比較(あるいは解答速報との比較)の問題でbを採用している。
他方aのほうは5教科合計の平均点を出しているので、そちらを使っているところもあるようだ。
弊塾サイトのようにずっと公立高校入試を追いかけているところはbのほうがなじみがあるのだった。
ネットで2種類の平均点を見ることがあると思うので書いておいた。
それから来春入試での公立高校の募集定員も下旬までには発表される。
来春受験する中3生にはこちらのほうが注目だろう。
西濃地区はすでに減員する見込みであることが公表されているので、どの高校が減員されるのかに注目が集まる。
高校の統廃合を先送りにして不人気の高校を中心に定員を削りに削ってきた結果、最近では中途半端な数字のイレギュラーな削り方も普通になってきているが、公立高校の定員は学級単位(40人)で考えるのが基本。
削られるとなるとどの高校からも均等に減るのでなくて、ある高校からごそっと40人削られることが多い。
例年大きく定員割れしていた高校の定員が削られても入試全体には影響しないが、そうではない高校で定員削減がされるとその高校だけでなく全体に影響することもあるので注目なのだ。