2025年春・公立高校の入学定員が出た。

2025年春の公立高校の入学定員が出た。

 

岐阜県教育委員会2024年10月25日付の発表資料から岐阜地区と西濃地区の県立高校だけを抜粋。赤囲み部分が来春(2025年春)の定員。赤囲みは当方でつけた。  

 

すでに昨年度までに2025年春には西濃地区全体で定員が減る見通しが出ていた。
だからどこかが減ることはみんな
覚悟していたわけだが、西濃地区ではおおかたの予想通りだろう、大垣商業と大垣西の定員が減った。
大垣商業は今春(2024年春)定員が2023年春定員よりも増えていたので、減らすならまずはその増やした分を減らすだろうという予測はだいたいついていた人が多かったと思う。
また、大垣西は定員割れが続いていたから削減対象として狙われるかもしれない状態ではあった。
もっとも、定員割れといえば大垣工業のほうがずっと酷い割れ方を続けてきた。
学科群編成になってからは学科募集だった頃と比べて大垣工業の定員には手をつけやすい状態になっているから、西高よりも可能性が高いと思っていた。
しかし、今回も削減対象とはならなかった。
なぜだろう。
定員割れだけに着目するなら、大垣市外の高校には定員割れが常態化して定員が有名無実化しているところもいくつかあることも事実だ。
これらの高校はもう十分に定員は減っているので、数年後に予定されている公立高校の再編までこのままなのかもしれない。
そもそもこれらの高校の定員に仮に手をつけたところとしても、まさに「帳尻合わせ」にしかならない。
現実には定員よりずっと少ない生徒しか入学していないのだから、公立高校入試全体への影響もない。

岐阜地区では岐阜北の定員が減っており、こういう成績が上のほうの高校の定員削減は地区全体に影響するように思う。
成績的に旧市内5校(岐阜・岐阜北・加納・岐山・長良)の次の位置にいる各務原西の定員も減った。
普通科進学校希望者にとっては、前と後ろの門が狭くなった感じだ。

西濃地区と違い、岐阜地区は引き続き大変である。