YouTubeでニュースを見ようとしたら、地元大手塾のCMが流れてきた。
彼らからすると「地上波テレビで広告を出すよりもずっと安い」という感じかもしれない。
先日の都知事選挙でYouTubeで人気を博したという候補が2位になったことがここ最近の世間の話題だった。
一昔前は地上波テレビの人気者が選挙に出て票を稼ぐ時代だったが。
かくいう私も件のCMを見るくらいだからYouTubeをほぼ毎日開いているわけだが、いわゆるバズった動画等は全くといっていいほど見ていない。
だから人気のYouTuberも全く知らない。
じゃあ何を見ているのかと言えば、テレビ局のニュースチャンネルがいくつかあるので登録してそれらを見ている。
あとはプロ野球OBが話す動画を彼らの活躍した昔のことを思い出しながらなつかしく見るぐらいか。
一言で「YouTubeを観ている」といっても人によって観ているモノは全然違う。
塾生たちの世代はそれこそバズっている動画を見ているのだろう。
BS、CS放送やケーブルテレビの登場で「テレビの多チャンネル化」などといっていた時代がもう遠い昔のように思える。
そんな「多」チャンネルなど鼻で笑えるくらいYouTubeには実に多岐にわたる動画が載っている。
そしていまや老若男女スマホを持ち、家のテレビがネットにつながっていることも普通になって(私もたいていそれで見ている。私のようなテレビ世代は大きい画面で見たいのだ)、年代を問わずYouTubeほかのネットの動画を見ている。
こういう時代だから新聞の折込広告などよりもよほど効果は高いと考えるのだろう。
ある程度、広域にやっている塾ならそれもいいかもしれない。
というかそういう時代。
今後メディアがどうなっていくのか、私たちは今、大きな転換点に立っている。
つまりメディアに載って運ばれる広告も転換点。
10年後どうなっているか、全く想像がつかない。
私がブログを書き出した2009年頃、塾でウェブサイトを持っているところ自体がまだまだ多くなかった。
今や小さいところも大きいところもウェブサイトを持っていて当たり前であり、小さいところでネット広告にまで手を出しているところも結構ある。
15年前が50年ぐらい前に思えてくる。
この塾ができた27年前は まだ「パソコン通信」の時代でインターネットは日本ではそれほど広がっておらず、パソコン通信にしろネットにしろ接続は懐かしのダイヤルアップ接続(電話回線でつながるやつだ)だった。
自動車が当たり前の時代に人力車全盛の時代を回顧するぐらいの隔世の感である。
猛スピードで時代が流れている。