【2025年春入試】今ごろ学科再編と日程の全貌!?

県教委が木曜日に定例会を予定していて、その内容が県立高校の「学科再編」だったので、何だろうと気になっていることは先日書いた。
その結果がこのPDFである。

加茂高校 普通科+理数科→文理探究科(単位制)

来春から加茂高校の普通科と理数科がなくなって、加茂高校は単位制の文理探究科という新しい学科1つになるというのである。

  

 

この時期に(3月・4月でなくて)これを出してきたのは謎だが、理数科を探究科にして何とかするというだいぶん前に打ち上げられた話はまだ生きていたらしい。
普通科も巻き込んで全校が探究科になるというのには驚いたが。
この文理探究科の試み、果たしてうまくいくのだろうか。
受験生の反応が「探究科?面白そう。行きたいな」になるのか、それとも「探究科って何だよ…普通科じゃないのか」になるのか、私にはさっぱり分からない。
加茂高校限定の話なのか、加茂高校がうまくいったら岐山高校や大垣東高校にも広がる話なのか、加茂高校を受験する生徒は(引っ越しなどの特別な事情が無い限り)弊塾では今後も現れないだろうから、私の注目点は特に将来これが大垣東高校に波及するかどうかにある。

 

 

仮に大垣東高校が数年後に同様の動きをするとなると(県教委が以前試案として投げた探究科構想は県内理数科全般が対象だったはず。大垣東も含めて)、市内の受験の様子が様変わりするかもしれない。
普通科志望にこだわる生徒の流入で大垣南高校の人気が回復し、その一方で大垣東の人気が今より下がるかもしれない。
反対に探究科を目指す生徒が増えて大垣東の人気がますます高まって大垣南その他の人気が下がるかもしれない。

大した影響もなく今のような状態かもしれない。

そのあたり、数年後に予定されている公立高校の再編を睨みながら県教委は加茂高校を1つのモデルケースとして考えている可能性があるので今後の動きには注意が必要だ。

 

 

この学科再編と同時に、来春入試(2025年春入試)の完成版の予定がようやく発表された。
この3月に出た日程は入試日と合格発表日しかない異例の形での発表だった。
あんな発表はおそらく初めて見た。
昨日ようやく出願期間と出願変更期間を含めた全部の内容が揃った形だ。
県教委のサイトを見ると、出願変更期間が一日長くなって出願変更期間との間の空白の一日が消えている。
今春、Web出願システムの導入とともに入った、出願期間と出願変更期間の間の何もない一日、要らないという話になったようだ。
元の日程に戻った感じだ。
空白の一日はシステムにトラブルが発生した場合の予備日だったのかもしれない。
今年スムーズに進んだのでもう要らないということになったか。
しかし消えた空白の一日分が出願期間に付け足されているので、出願変更期間は事実上一日削られたようなものである。

出願期間、そんなに必要か?

出願期間が来る前に、Web上で「下書き」をつくって先生もチェックしており、出願期間が来たらそれを送信するだけになっているというようなことを生徒から聞いていたので、もっと短くてもいいように思ったが。
それよりも出願変更期間のほうが長くなくていいのか。
Webでやるから土日も受付するといっても、出願変更のほうはアナログに中学校に連絡・許可が要るしくみだったときいている。
つまり土日は動けない。
しかも土日に途中経過の人数発表がなかった。
土日は出願変更期間で無いようなものなのはアナログ(紙)時代とほとんど変わっていないのである。
だから紙の願書の頃と同じくらいの出願変更期間が確保されていてもいいように思うのだが、そうならなかった。
間際で人数を睨みながら動くなと言うことか。
それだけなら分からなくはないのだが(弊塾でももう長いこと出願変更期間に出願変更した塾生はいない)、じゃあ他県のように進路希望調査結果をもっと回数多く公表したらどうかと思うのだった。

 

 

その他、第二次選抜の出願期間が長くなり、出願変更期間が短くなった。
第二次選抜は第一次選抜で不合格だった生徒と定員割れした高校しか関係が無いから、大多数の生徒にとっては無縁の話であるが、
この変更は関係する生徒にとってはいい変更かもしれない。
実際、第二次選抜で出願変更する生徒はごく少ないから(というかそもそも出願者数も少ないわけだが)
それよりも出願がゆっくりできたほうがいい。