毎年、中学校の春休み期間を中心にやっている「春期個別特訓講習」。
うちの塾の恒例行事になったのはもう20年近く前だろうか。
夏休み冬休みの夏期講習や冬期講習(集団授業主体)とは違い「個別特訓講習」なので、各自の都合にあわせて選択した時間枠(コマ)に来てもらうことができる。
それを昼間に行い、並行して平日夜の普通授業は普通授業でやっている。
言ってみれば「二刀流」だ。
塾生は好きなだけコマを取ってもいいことになっているので、以前は春休みのあいだ毎日1コマ選択して来ていた子もいた。
私が「毎日、塾に来て勉強しなさい」とその子に言ったわけではないので、本人の意欲かご家庭のご指導だろう。
こういう個別講習形式にすることで、卒業生がふらっと質問に来たりすることにも対応ができるようにしている。
また、新中3で進みのよい子には1学期の入試対策講習(基礎力充実講習)の内容にさっさと手を付けてもらう。
基礎力充実講習はあまり時間が取れない。
2学期以後は土日祝日を使ってやる高校入試対策講習だが(だから2学期の入試対策講習は期末テスト対策期間で入試対策が中断して潰れる日を除いても例年15日以上は確保できる)、1学期は彼らの部活動などに遠慮して日曜日だけ、それも夜だけ。
だからどうしても日数が少なく時間も短く、予定していた内容が1学期のうちにかたづかない(ために夏休みの夏期講習にずれ込んでしまう)ことが悩みだった。
数年前から春期講習中から基礎力充実講習の内容に入ることでそれを解消しようとしている。
今春の高校受検生(受験生)第27期生もそれで基礎力充実講習のテキストを夏休み前にほぼ終わらせることができ、2学期以後の実力の飛躍に繋げることができたと思う。
新年度の中3生(第28期生)もそういう感じでやりたいと思う。
もちろん、一人ひとり進みは違う。
焦らずじっくり一人ひとりの弱点に向き合っていきたいと思う。
夏休み以降、戦う態勢を整えるために。
学校の実力テストは1学期にも行われるが、9月以後の実力テストが重要だ。
そこで数字を残していくことで志望校への道も確かなものになっていく。