第27期生最後の週末

第27期生最後の週末だ。
火曜日には公立高校入試本番だ。
前から書いているようにうちの塾は高校入試とともに塾の授業も終わり。
世間には入試後も授業をする塾もあるようだが、3月いっぱいやるのかな。
  
  
  
  
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高校部があるところはそれも自然だろうが、うちは高校生はやっていない。
高校入試までに勉強との基本的な向き合い方を教えたつもりなので、高校生になったらそれぞれの進路に応じて予備校系なり進学塾系なり個別指導塾系なりあるいは自分で勉強するなり、今までいたからということにとらわれることなく、好きなように動いてもらいたいと考えている。
高校から先のことはフリーハンドで考えられたほうがいいかなと。
  
  
  
  
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例えばうちに高校生をやっているとすると、せっかく高校入試まで頑張ってきた子がその後、うちで塾を続けなかったとか違う塾に行ったとかいう場合、言い方・とらえ方はどうあれ「途中退塾」して「転塾」することになってしまう。
それも寂しい。
  
  
  
  
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そもそも私はこの塾を始めるときに「高校からは自分で勉強する」という卒業生像を描いてやってきた。
二十数年前は高校生の塾通いが今ほど一般的ではなかったのもある。
今は高校生の多くが塾に通う。
だから時代にはあわないのかもしれないが、それでも「自分で勉強する」姿勢は大事だと思っている。
そういう姿勢でいないと高校生が塾通い・予備校通いしても成功しない。
高校での学習量は膨大だ。
自分で学習していくものだけがそれを効率よくこなすことができる。
  
  
  
  
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他方、中学までの塾にしても、普通科進学校は合格発表後に春休みの宿題が出るから、そのフォローまで担当するという考えもあるだろうが、それは卒業生には無料で自習室を開放しているから(強制ではないが)できる。
高校入試に向かってここまで頑張ってきた集団だ。
高校入試とともに「解散」というほうがきれいに終われる。
また高校入試の後、合格発表までは羽を伸ばしてほしいというのもある。
「大学受験への競争は始まっている。羽を伸ばしている暇はない」というのもごもっともな意見だが、そう思う生徒はやりましょうねという話であって、塾で強制する問題でも無い(先述したように自習室は使ってもらえる)
そういえば大昔(前職の頃だ)、入試が終わった後に入試の問題を質問に来た生徒がいた。
立派な心がけである。
その校舎の担当に変わったばかりだったので前任者の指導していた子で私は全く知らない子だったが、それでも臆さず彼は私に質問をしてくれた。
その一事の記憶だけで他の教え子と同じように私の頭の中に残っているのだからすごい。
彼はもちろんおとな(でしかも今は中高生の親世代)だろうが、元気にしているだろうか。
  
  
  
  
  
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