2024年度も受講料は全く同じ

新年度の受講料。
どの学年も月額授業料を変更する予定はなかったが、教材費だけは自分だけの腹一つで決められるものでなく、教材会社からの購入費がダイレクトに跳ね返ってくるもの。
ずっと検討を重ねてきたが、教材費についても2024年度も今年度と同額とした。
つまり全部、2023年度と変わらない。
増える経費については細部の見直しで節約を図る。
  
  
  
  
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うちの塾の授業料は昔から「講習やテスト対策、補習等、塾で行う指導はすべて込み」だ。
最近はそういう塾がやっと増えてきたようで時代の流れを感じるが、かつて多くの塾は月々の授業料だけを表示して季節講習等でいくらかかるかをブラックボックスにしてきた。
今もそういう塾はある。
  
  
  
  
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私は開校当初から一貫してそれに異を唱え続けた。
あとからあとからお金を追加でいただくのではなく、最初から「これだけかかります、これだけいただきます」と表示したほうがいいのではないかと。
そして夏も冬もテスト前も入試前も金額は変わらない、安心して受講していただける仕組みにした。
  
  
  
  
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塾経営上は賢くないかもしれない。
  
  
  
  
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もっと月々を安く見せる「工夫」をして、例えば月々を安くする代わりに夏期講習や冬期講習の月にたくさんいただくとか、あるいは中3に関しては〇〇円(+入試対策は別途)などと表現すればもっと安く見せることもできる。
多くの方は月々の授業料で比較されるだろうから、そのほうが一目で比較できて分かりやすいのではないか。
「講習などで別途費用をいただかない」というのは分かりにくいのではないか。
伝わりにくいのではないかと。
  
  
  
  
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しかしそれがどんなに伝わらなくても「安く見せる」だけの態度を私はとることができない。
  
  
  
  
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結局いただく金額は変わらないのにそういう表示をすることは、不誠実だと私は考えてきた。
   
  
  

  
  
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多くの塾で受験学年の中3でお金がかかるのは、入試対策のために授業時間数が大幅に増えるからだが、あえてそこをできるだけ抑えたいと思った。
中学生が塾に通うのはまずは高校入試を突破するためだろう。
高校入試対策をしてお子さんを入試に安心して送り出すのは塾の責務だ、そう考えた。
  
  
  
  
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かつて電話セールスで受験生を勧誘したとある塾が「その塾はその金額でまともな入試対策をやってくれませんよ」と塾生宅に電話をして平然と言い放ったそうだが、もちろんそんなことはない(その塾は今は消えている)
  
  
  
  
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「1年間でこれだけ費用がかかります」とすべてお示しして、ご納得の上でご入塾いただく。
そういう態度に26年間やってきた。  
今も料金表はホームページに掲げてあるし、毎年春に出す広告にも掲載している。
これ以外にいただく料金はないと宣言して。
この塾を開校した1997年にはそういう塾は近隣にほとんどなかった。
だから開校した当初の生徒の保護者様には、あるとき私がやや遠慮がちに補習のお願いをすると(お時間をいただき送迎をお願いするのだから遠慮がちになる)、最近補習が多いから追加費用の話でもされるのかと誤解されて一瞬ぎょっとされた方もいた。
当然いただくはずもない。
  
  
  
  
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今では多くの塾が正規の授業外に補習をしても追加費用はとらないだろう。
時代の先を見ていたという思いがある。
時代がようやくうちの塾に追い付いてきたのだ。
そう勝手に思っている。
  
  
  
  
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うまい話にもそうでない話にも「何か裏があるのではないか」そう疑いたくなることの多い世の中だが、こういう裏のない人間もいる。
それを分かっていただける方に支持されて、26年間やってきた。
  
  
  
  
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