数字は静かに物語る。

今日は大垣日大高校の説明会に行ってきました。
これで県内の私立高校の説明会は最後でしょうか。
最近はいつも大垣日大さんが大トリかな。
冒頭、校長先生からは今春(2023年春)まで9年連続で県内私学トップの志願者数だったという景気のいいお話がありました。
最後の質疑応答で私からは、今春の大垣日大の志願者数の減少についてと、日大(大学のほう)の不祥事がらみで在校生の日本大学への進学希望に影響があるかどうかの質問をさせていただきました。
   
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大垣日大高校の志願者数(単願+併願)は
2022年春 2316人
2023年春 2044人(-272人)
と大きく減少しています。
少子化進行中の現在、西濃地区の中学校3年生の生徒数は
2022年春 3451人
2023年春 3243人(-208人)
という感じ。
つまり西濃地区の生徒数の減少以上に志願者が減っています。
これは併願だけでなく単願も同じ傾向ですね。
県下の私学合計で志願者数は-3%ぐらいである一方、大垣日大は単願も併願も10%以上志願者が減少しました。
その結果として、今の在校生も
高3 409人
高2 356人
高1 292人
とだんだん減少しています。
  
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今春(2023年春)は公立高校の倍率も低く、定員割れのところが多かったですから、併願志願者で実際に入学に至った生徒が多くなかった結果でもあるでしょうが、この減り方はちょっと急かなと思います。
  
  
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大昔(この塾ができた四半世紀前ごろ)、大垣日大高校には強い逆風が吹いていました。
敢えて地元の大垣日大を避け、上位校に限らず岐阜地区の私学を受ける流れがあった時代がありました。
当時は学校全体が停滞している感じでした。
20年ぐらい前でしょうか、前々校長のころから学校改革が進んで、野球部も阪口監督を招聘してから今のような強豪校になり、ずいぶんと盛り返してきた印象があった昨今ですが、こうやって改めて数字を見ると、ここ数年はちょっと苦しいようです。
    
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今日の私の質問に対しては「西濃地区の生徒数の減少の影響」というお答えをいただきました。
西濃地区で中3生が少し増えている来春入試の結果に注目ですね。
  
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2つ目の日大への進学希望の動向については、大学受験生は「東海地区を出るかどうか」の判断がより大きく、日本大学の一連のごたごたは在校生の進学先志向にはあまり影響はないというお話でした。
確かに地元志向が強い昨今、関東の私学にお金をかけて敢えて通うというのはハードルが高いですからね。
   
  
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さて、これで私立高校説明会巡りは終わり。
気が付けばもう11月。
受験生がラストスパートをかける時期が迫ってきましたね。