今回もおおむね好調でした。
中1でじわじわと点数を上げている子がいます。
嬉しい点数の上げ方ですね。
この調子で頑張ってほしいです。
他方、好調だった前回までと比べて若干点数が下がっている子も一部いましたので、本人の反省とは別に、こちらも反省・検証して次につなげたいと思います。
100点を取ってきた生徒もいました。
普通の塾なら自慢するところなのでしょうが、弊塾はテストの点数や順位を広告の対象にも塾内の顕彰の対象にもしていませんので、そういうことはしません。
順位も生徒から聞いたことはありませんし。
(こちらから求めなくても生徒から進んで順位を教えてくれることはありましたが)
数年前に東大に行った卒塾生の中学校時代のこと。
各種テストの校内順位で2位のことが多かったそうですが、私は全然気にしていませんでしたし、1位をとったときもご家庭は「中学校で1位でも…その先が大事では?」という反応だったようです。
本人も順位にさほど強いこだわりはなかったようですが、彼をライバル視していた他の子(塾外生)がひじょうに強く意識していたようで、それで多少気にせざるを得なかったようです。
弊塾でも、期末テストや実力テストで1位をとった生徒がいたとか○位以内に○人の生徒がいたとかは、ここにも書いていないはずです。
もちろんそういう広告を出したこともありません。
成績関係では「全国模試で小学生の国語の塾内平均成績が順調に伸びている」という広告を一度出したぐらいです。
開校以来の四半世紀あまりずっとそういう対応です。
でも対外的には「指導の結果」をご覧いただかなくてはならないこともあるでしょう。
どんな結果を出したかは(高校入試対策の中学生対象の塾なので)進学先の高校でご覧ください、という態度で来ました。
そういうわけで進学先の割合を案内やウェブサイト、外の掲示などに掲載しているのです。
それも開校数年後に「もしかしてうちの塾生、結構頑張ってないか?」というので改めて集計してみて分かったことで、最初から「○○高校に何%以上送る」という目標を立てたこともありません。
私自身、高校進学を通塾の「結果」の全てとは捉えていませんので。
もちろん中学生を教える塾です。
その塾が生徒をどんな高校に送り出したかは、消費者である中学生のご家庭から見れば1つのポイントになるでしょう。
しかしそれと同時に、彼ら彼女らが高校から先、大学あるいは社会人になってからでも役に立つ「勉強との向き合い方」を身につけるということを私は常に意識してきました。
ですので3年後に彼ら彼女らがどんな進路に進んでいるかは気にしていますし、報告に来てくれる卒塾生もいます(無理に報告してとは求めていません)。
ウチの塾を出て3年後、大学に合格したという報告をしてきてくれる子もいれば、専門学科(商業・工業など職業科)の高校から大手企業に就職したという報告をしてきてくれた子もいます。
そういえば大学を卒業して就職したときにスーツ姿で報告してきてくれた子もいましたね。
それぞれにとってのよい進路に進めば、私はとてもうれしいです。
そしてその先でも、わずかでもこの塾で学んだ学習との向き合い方が役に立っていればこの上ない喜びです。
中学生という時期はひじょうに大事だと考えています。
いろんなことを得る重要な期間です。
その重要な期間、彼ら彼女らの人間形成のほんの一部でも貢献できたら、それが私にとっての本当の仕事の成果だと考えています。