改めて西濃地区の生徒数推移を見ている。
以下の資料は県教委がこの春に出したものである。
岐阜県教育委員会発表「岐阜県立高等学校の活性化に関する検討まとめ」(令和5年度版)の資料編から。
生徒数の推移2023年5月1日現在の数字。
左から高校入学時期が2023年春(今の高2)→2024年春(今の高1)→2025年春(今の中3)→2026年春(今の中2)…と続く。赤枠が2025年春受験の2024年度中3生。赤枠は当方でつけた。
先日発表された2025年春の岐阜県公立高校の入学者定員で、大垣北高の定員は320人のままとなった。
上の表の赤枠が今(2024年現在)の中3(来春(2025年春)高校受験生)の総数だから、単純に計算して(地区を越えての移動などは考えずに)西濃地区の中3生の10%以上が大垣北高に入れる計算になった。
実際には北高にたくさん行く中学校も、逆にそうでない中学校もあり、地域差は結構大きいのでこれはあくまでも地区全体の単純計算だ。
さらにいえば成績上位10%の生徒が大垣北高にすべて入るような「輪切り」で進学先が決まるわけでもない(他校にも成績のよい子はいくらでも進学する)し、学区制のない今は一番成績が上のレベルだと岐阜高校に行く生徒もいる(これもいろいろでみんなが行くわけでもない)から、あくまで象徴的な数字ではある。
また、子どもの多い頃でも西濃全体の7~8%ぐらい入っていた(一番定員が多かった大昔(私もこの仕事をしていない)には480人なんて時代もあったはず。子どもが多かった時代だったため、それだけ人数がいても7%ぐらいだったか)と思うので急激に割合が増えたわけではないが、「10%突破」は分かりやすい数字なのでここにも書き残しておこう。
ちなみに上の表の一番右は今(2024年現在)の小2だ。
今さらのことながら少子化の進行が凄まじい。
この頃には当然、現在は棚上げされている(そして今の小5あたりから手をつけることが公式に宣言されている)公立高校の整理統合も進んでいるだろうし、北高も今の320人定員のままではいられないかもしれない。
現在定員割れが続く高校の整理統合だけでは済まないレベルの少子化であることは理解できる。
高校の整理統合も北高の定員もどうなっていくのかは全く分からないが。