一日だけの第二次選抜の出願変更期間(期間というか1日だけだから公式には「出願変更期日」)が昨日だったが、2名の募集枠に3名が出願していた池田高校は1名が出願を取り下げたようだ。
1.5倍→1.0倍。
第二次選抜が不調に終わると後がないのでぎりぎりの選択だったのだろう。
他地区のことなので関心がなかったが、関高校の第二次選抜の募集枠が3/14と比べて1人増えていた(9名→10名)ことに昨日気づいた。
今年、県内全体でも枠が増えたのはこの1名だけだったようである。
第一次選抜の合格発表後に入学辞退者が出たということなのだろうか。
募集人員は、入学定員から第一次選抜、連携型選抜、帰国生徒選抜及び外国人生徒選抜における合格者数の合計を減じた数に、合格後、入学を辞退した者の数を加えたものである。
(岐阜県教委発表の第二次選抜出願者数の文書から。下線は当方でつけた)
とある。
公立高校は合格者の全員入学を前提としており、入学辞退者はほとんど出ない(手続きをしなければ自然に流れる大学入試や併願私立高校と違い、中学校長経由の手続きを要すると規定されている)ので注意を払っていなかった。
関高校は3/14時点で第二次選抜を行う高校として公表されていたから枠が1名増えるだけだが、これが「第二次選抜は実施しません」と宣言した高校ならどうなるのだろうかとふと思った。
募集要項を改めて確認する。
第一次選抜及び連携型選抜の合格者発表時に、当該選抜による合格者数の合計に帰国生徒選抜及び外国人生徒選抜における合格者数を加えた数が入学定員に満たない学科において、入学定員から第一次選抜、連携型選抜、帰国生徒選抜及び外国人生徒選抜における合格者数の合計を減じた数を募集人員とし、令和7年3月14日(金)に県教育委員会において発表する。
なお、第一次選抜及び連携型選抜の合格者発表時に、当該選抜による合格者数の合計に帰国生徒選抜及び外国人生徒選抜における合格者数を加えた数が入学定員を満たしている学科については、第二次選抜は実施しない。
(令和7年度 岐阜県立高等学校入学者選抜要項より。下線は当方がつけた)
つまり、関高校は3/14時点で定員割れで第二次選抜をやることが宣言されていたから入学辞退者だろう数の分も募集人員に入れて第二次選抜をすると。
他方、3/14時点で第二次選抜をしないことが宣言された高校では、仮にその後入学辞退者が出たからといっても第二次選抜を急遽やることはないというふうに解釈できる。
解釈というかそもそも要項には入学辞退者の分も数に入れて第二次選抜の募集枠とすることも記載されていないようで、これは要項の欠陥かもしれない。
私のただの見落としかもしれないが。
いずれにしろ、入学辞退者が出て空いた分の扱いは第二次選抜をやる高校とやらない高校で差があるということになる。
第二次選抜が終わり(3/21)、合格発表(3/25)も終わると令和7年度入試の全日程は終了ということになる。
そうなると2026年春入試(令和8年度入試)の日程等の発表が待たれるところとなる。