高校授業料無償化の影響で考えられることをあれこれ考えてみたが…
昨日、ちょっと違う話題に行ってしまったが、これは一昨日の続き。
他県を見ながら、岐阜県について思ったことを今日は書いておこう。
仮に高校授業料無償化の影響が出るとして、岐阜県で真っ先に出るのがどれなのか。
<ぱっと思いつく影響>
ア.私立を当初から単願する受験生の増加
イ.私立併願で公立希望だったが、公立出願時もしくは出願変更期間中に単願に切り替える生徒の増加
ウ.倍率の高い公立高校を避けることなく(志望変更せずに)挑戦するようになる生徒の増加
アについては大学受験と同じで早めに進路を決めたい受験生心理とも絡んでくる。
授業料無償化で私立に早めに切り替えることへのハードルは下がったかもしれない。
イについては実際世間では今までも見られた動きだが(弊塾ではなかったが私立高校の関係者も語っている)少数だった。
本命の公立の倍率を見て公立の出願校を変えるのでなく、公立受験をやめて併願私立を単願に切り替える(高校によってはそのときハードルが下げられる奨学生資格などの特典も用意されている)というハードルも下がったかもしれない。
ウについては簡単に言うと「落ちて併願私立に行くことになっても従来よりは負担差がずっと小さい」から公立高校では志望を貫くパターンだ。
公立で志望校を変えるぐらいなら第一志望を貫いて落ちてもいいという本人・ご家庭の判断はこれまでもあった。
もちろん是が非でも公立という方もいた。
授業料無償化で金銭的理由での抵抗感が小さくなっている。
それでも伝統的な序列で公立を選んでいる層には心理的ハードルがあるかもしれない。
また「落ちる」ことそのものへの抵抗感も当然あるだろう(だからイという選択もありうる)。
私立高校によっては昨今進学の実績を上げているところもあり、それを見ながら金銭的事情(授業料無償化)を踏まえて考えを変える人も出るかもしれない。
特に出願変更期間に変更する人はギリギリまで第一志望にこだわっている層なので、この層があまり出願変更しなくなるかもしれない。
・・・などといろいろ考えてもそれらは大抵どんな人でも思いつく机上の空論。
一人ひとりの動きは様々だろうが、それが全体としてどうなるかはこの春の入試を終えてみないとわからないというのが正直なところだ。
アに関してはこの春については制度確定がちょっと遅かった。
募集活動がさかんな時期に私立高校は確定的なことがなかなか言えず当惑していた。
だから今年はまだそれほど影響が出ないかもしれない。
他方、すぐに影響が出やすいとしたらイやウのパターンだろうか。
今年の春の入試の出願状況(出願変更期間の動きを含む)は私の塾講師人生でもあまり見たことがないものになる可能性もある。
公立も私立も授業料無償化という世界に生きてきたことがなかったので、予測がつかない部分が大きい。
エ.特に何も変わらない
になる可能性だってないとはいえないのだ。

