高校授業料無償化がスタートで混乱?

ここに来てこんな記事が。
今更言われてもという感じだろう。


高校無償化、4月開始は不透明 衆院解散で遅れる審議、保護者に不安 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20260206/k00/00m/010/254000c
突然の衆院解散で、高校授業料の無償化拡充の4月スタートが不透明な状況に陥っている。予算案と改正法案の審議が大幅に遅れるため、年度内成立は絶望的。文部科学省は子どもたちに影響が出ないように対策を練り、高市早苗首相も「あらゆる努力をして実現する」と断言するが、保護者や私立高関係者からは不安の声が上がる。
4月の年度当初開始には暫定予算への計上が必要になるとみられる。

ただ、暫定予算は公務員給与や社会保障など必要最低限の経費が原則とされており、法改正によって可能となる政策的経費の無償化拡充は本来なら対象外。文科省幹部は「早く法改正のめどをつけ、どうにかして暫定予算に組み込まないと現場が混乱する」と気をもむ。


先日、2つの「無償化」を暫定予算に入れてもらうことを文科省が考えているという記事を紹介したが、それもまだ確定ではなく簡単ではない様子だ。
確かに暫定予算は上の記事のとおり「必要最低限の経費」だけのもの。
既に法律があってその執行だけの問題なら入れられるのだろうが、法改正がまだ通っていない。
先日書いたとおり、高校授業料の無償化そのものについては主要政党にほぼ争いがないと見られる(自民・維新はもちろん与党だし、野党になった公明党も3党合意に参加しているので新党の中道改革連合も反対はしないだろう)
明日の選挙結果にかかわらず、合意のとおりさっさと法改正も成立させてほしいと現場は思っているだろう。
急かさなくてもいずれは通るといっても、年度初めの混乱は避けてほしいところ。
といってももう2月である。
明日が投開票日ということは国会が召集されるのは早くても2月第3週後半か。
いちおう憲法では総選挙から30日以内に特別国会が召集されることになっているが(社会の授業のようだ)、そんなに期間をあけることはほとんどない。
最近は大体10日ぐらいのようだ。
しかし、そこでいきなり予算審議は始まらない。
まず所信表明演説をやって各党の代表質問があって、それから。
本予算の審議と並行するのだろう授業料無償化関連の審議は3月からになるのだろうか。
・・・と考えていくと、年度初めのスタートに間に合うのだろうかという話にはなる。
さっきから書いているように今さらひっくり返ることはないだろうからそこで不安に思う必要はない。

授業料無償化については、昨年来ずっと「本当に決まるのか」「いつ決まるのか」と関係者をやきもきさせていた。
ようやく制度設計で合意がなされ、当然もう制度が始まる前提で受験生も動いている。
だから私立高校単願の志願者が岐阜地区・西濃地区でも2割伸びたの
である。
みんなその前提で動いているのに、今になってそのスタート時点をめぐって困ることになるかもしれないとは関係者も思いもよらなかっただろう。

と、この話はここまでとして。
これを書いていてふと思ったのだが、今度の国会で首相がやる演説は「所信表明演説」なのか「施政方針演説」なのかどっちなんだろう。

通常国会冒頭の演説は施政方針演説だが、今回はその通常国会冒頭でいきなり解散している。
つまり通常国会は消えた。
今月後半から開かれるはずの国会は特別国会だ。
首相が指名されてそれを受けて演説するのは所信表明演説になる。
そうすると施政方針演説(というか政府四演説)が今年はないということになる。
それであっているのか?と中学生の公民の授業で学習する必要もない話に妙に引っかかってしまったのだった。
これがこの直前期でなければ「今開かれている国会は何国会でしょう?」なんて話から「解散総選挙のあとなので特別国会です。普通は首相指名だけですぐ終わる特別国会が今年だけ通常国会と同じくらいの長さになるのでしょう」などという蘊蓄を語るのだが、そんな話は直前期の中3にはお呼びでないのである。
定期テスト対策をしているのではない。
入試直前対策をしているのだ。

  

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