驚いた驚いた。

金環食の余韻覚めやらぬ昨日の夕方のことだ。
ウチの塾が日頃お世話になっている
某社の営業担当が変わるというので、
今までの担当者さんと新任の担当者が
揃って挨拶にいらっしゃったのだが、
その新任の担当者というのが
何と我が塾の卒業生S君だったのだ。
実を言うと、
はじめ彼に「お久しぶりです」とだけ言われたときには
(その時点では名前はまだ聞いていない)
2秒ほど考えてしまったが、
3秒後にはそらもうはっきり分かった分かった(苦笑)。
分かったと同時に驚いた驚いた。
 
彼の家は、賢学塾が開校した当初から、
つまり、この私が海のものとも山のものともつかぬときから
ご支持いただいた、本当にありがたいご家庭。
彼のお兄さんは
1997年7月のオープンと同時に入ってくれた、
まさに「最初の生徒」の一人である。
彼自身は数か月遅れて秋頃から入ったと記憶しているが、
まあほとんど「開校当初」と言ってもいい時期の子だ。
指折り数えてみたら第4期生にあたるから、
11年前の卒業生ということになる。
あの年はなかなか優秀で、
卒業生全員が大垣北・東・南の3校に進学したはずだ。
そんな彼らと入試に向けた最後の追い込みをしていた頃、
ウチの塾の隣にあった、事務所用に作られたものの
大して使われないまま放置されていた空きビルが
突然の工事で塾に改装され、
ほどなく京都から大手進学塾がやってきた。
そんなことも覚えている。
その塾は結局、数年前に撤退したわけだが。
 
 
閑話休題。
それにしても、何だか不思議な気分だなあ。
当塾の取引先企業に卒業生がいるというパターンは、
これが3人目(のはず)。
(もし他にいたら正直に手を挙げてください(苦笑))
卒業生を何千人と出しているわけでもない
こんなちっぽけな塾でも、
こんなことがあるんだなあ。
世間は狭いという言葉を改めて実感した。