雪は降るのか積もるのか

今季最強の寒波が襲来するとテレビが騒いでいる。
場合によってはこのあたりも大雪になるかもしれないと。
ここで私が適当なことを書くと、このあたりが大雪になるかどうかは、例の日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)というヤツがどういうコースで日本を直撃するかにかかっているケースが多いようだ。
若狭湾付近を直撃し、しかも上陸後のコースが琵琶湖→関ケ原付近になったときが最悪で、それが少しずれると彦根のほうが大雪になったり(数年前にもあった)鈴鹿山脈を越えて三重県のほうが大雪になったりするようだ。
だから、その収束帯が果たしてどこにどういう向きに直撃するかを当ててくれないと本当に大垣が大雪になるのかどうかわからないのだが、見ているとまだそこまでピンポイントの予報技術はあまりないようである。
夏の線状降水帯や竜巻などを事前にピンポイントで当てるのが難しいのと同じかもしれない。
向きを変えながら強まったり弱まったりする収束帯は龍が動く姿のようで、生命を宿しているかのようだ。
空も風も雲も生き物のようだと考えれば、(ちょっと違うかもしれないが)生きている象の鼻が次にどっちに振られるか予想しろというのと同じ次元の話ともいえるので、簡単ではないかもしれない。

このあたりの大雪は突然来る。
ちょっと伊吹おろしがきついなーと思ったある日突然、いきなり降り始めて積もる。
といって風がきつくても全然降らないときもあるから厄介だ。
覚悟だけは決めて構えておこう。
子供の頃、雪が降るか積もるかというとわくわくしたものだが(今思えば雪遊びに限らず、家のまわりの除雪作業も楽しかった。雪の中の登校も楽しかった、高校生のときのそれはただの苦行だったが)、今は塾周辺の除雪作業のことを思い浮かべ、日程を変える必要が出た場合のことを考え、ただどんよりするだけである。