長期休みを巡る動きが他でも(茨城県水戸市の話)

この前、大垣市の小中学校の冬休みが2日延長されることになったことを取り上げたが、茨城県水戸市では夏休みを5日延長し、さらに春休みも2日延長するかわりに冬休みを2日短縮するという。


茨城・水戸市、猛暑対策で小中学校の夏休み5日延長へ 26年度から | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20251213/k00/00m/040/036000c
市教委は夏休み期間の延長について「近年の気温の上昇に伴い、各校とも工夫を凝らして対策しているが難しい。子どもたちの安全と健康を守るために延長を決めた」と説明している。


「学校にエアコンも導入されたことだし夏休みは短くてもいい」というのが一時の風潮だったと思うが、去年・今年の夏の暑さは登下校も危険なほど。
教室にエアコンがついているからいいという問題でもなくなってきた。
水戸市も大垣市と同じく小中学校の教室エアコンは既についていて、体育館のエアコン整備へ移っているようだが、夏休みを8月26日で切り上げていた(やはり先程書いたような時流に乗って短縮していたのだ)ものを8月末までに延長すると。
春休みは4月5日までだったのを4月7日までにするようだから大垣市と同じか。
大垣市が春休みについて同様の延長を開始した何年か前と同じ理由で、新年度の準備期間を確保したいということのようだ。

冬休みを短縮するといっても短縮して12月25日~1月6日にするとのことで来年度からの大垣市(12月27日~1月7日)よりも1日長い。
だから冬休みが短くなってかわいそう!ということでもないようだ。

今後は酷暑の年が続く中で夏休みの期間をどうするのか、全国的なテーマになりそう。
あるいは酷暑日の登下校をどうするのか。
少なくとも大垣市が今やっている8月最後の3日間に対する対応は見直したほうがいいかもしれない。
夏休み明けの移行期間だからと8月最後の3日間は半日だけ授業をするというあれのことだ。
もとは児童・生徒が新学期の学校生活に徐々に慣れるようにというやさしい配慮だったのかもしれない。
が、結果的に酷暑のなかで昼過ぎに帰すという最悪の状況になっている。
登下校時の安全を考えると逆に7月~9月は7時限授業でもしたほうがいいくらいかもしれない(酷暑の時間帯を避けて下校させることができる)
7月の中学生は部活の公式大会に向けての練習があるだろうが、酷暑の日はどのみち危険で練習などできたものではないのだから。

   

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