解答速報の音楽

今週水曜日(3/5)夜のテレビの高校入試解答速報番組。
正答を示しているときに流れるBGMは、いつの頃からか忘れたが毎年あの音楽だよなあとふと思った。

多分、放送局にあるフリー素材なのだろうが、今年も同じだなあ、頭にこびりついて困るなあ(実際、毎年この時期になると頭の中をヘビーローテーションしてしまう)と思うのは私のような塾関係者ぐらいだろうから、あれでいいのだろう。
水曜日夜に初めてあれを見た受検生の多くは、あの音楽など記憶に残っていないだろう(それどころではないというのもあるし)

基本的に見る人が毎年入れ替わる番組だ。
毎年見続けている人間のほうが圧倒的に少ない。

そんなことをいろいろ考えていると、自分もこの仕事を結構長いことやっているんだなと改めて思う。
そのキャリアのうち、特色化選抜などという制度があった途中の10年間ほどは本当にドタバタの直前期だったが、それももう昔話。
今の子にとっては縄文時代と大して変わらない昔だろう(大げさ)
大昔の学校群制度を知らない世代の私たちにとって学校群制度もそんな感じだったから大げさではないかもしれない。

気がつけば今の入試制度になってから12年もたっている。
今春が現行制度で13回目の入試。
途中、コロナ禍があったり私が脳幹出血で死にかけたりして時間進行がおかしくなったのもあって、2010年代の子達でもついこの前の子達のように思い出されてしまうのだが、みんなもう大人。
2019年春入試の子たちはまだ大学生か。
現制度初年の2013年春入試の子たちはアラサーと呼ばれる日も遠くない年齢だ。

昔の卒業生のみなさんが報告してくれた入試結果を見て、ひとりひとりの顔を思い浮かべる。
入試対策講習もない静かな週末をぼんやりと過ごす。