自己採点

共通テスト(センター試験)が終わったら自己採点。
それは今も昔も変わらないようだ。
中3生が入試を終えて自己採点するかどうかは本人次第だが(したくない子もいる。したところで結果は変わらないし結果は10日も経たないうちに分かるのだから当然だ)、高3生の共通テストはそうはいかない。
2次試験をどこに出願するか決める上で重要な判断資料になるからだ。
  
  
  
  
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大学によっては共通テストの比率が高く、その結果でほとんど合否が決まってしまうところもある。
そういうところに「E」なんて判定(今はあるのか?)で突っ込んだところで受験料の無駄に終わることが多い。
他方、厳しめの判定でも2次試験で十分挽回できる大学もある。
そもそも共通テストをあまり重視していない(比率が低かったりする)大学もある。
私の母校はそれなりにセンター試験(当時)の比率が高かったが(半分以上)、2次試験で挽回できないこともない感じだった。
2次試験が3科目(英語・数学・小論文)しかなく、しかも数学は大問が3つしかなくて、1つずつの配点が大きく、1つしかとれないか2つとれるか3つ全部いただけるかでセンター試験(当時)の劣勢など簡単に跳ね返せてしまうかもしれない代物だった。
受験生はどうも小論文を軽視しがちに見受けられたが(入学後に知った感触)、数学や英語と配点は同じであり、向こうも結構重視している感じだった(私は今でも小論文で差をつけて合格したかもしれないなと思う。文章がとびきり上手なわけではなかったが、その内容が今の自分が判断しても悪いものでなかったように思う)。
今はどうか知らないが、多少の劣勢なら逆転は十分可能な感じ。
  
  
  
  
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大学に入って、文学部の同級生と話す機会があった。
彼は本当は法学部志望だったが、センター試験(当時)で点数が振るわなかったので、高校の先生に言われて文学部に変えたという。
愛知県の高校には進路指導を結構細かくやるところが当時は多かったときく(今は知らない)
高校としての大学合格者数の確保を優先して細かく指導(ソフトな言い方)しているところが。
とはいえ、学部を変えてまでしてうちの大学に来たいという行動が当時の私には全く理解できなかったが(今でもある意味理解できない)、彼は高校に言われるままそういう決断をした。
で、何点だったんだとお互いの点数を言い合った後で彼は絶句してしまった。
私と大して変わらない点数だったのである。
まあ細かい事情は知らない(2次試験で点数がとれそうにないのでセンター試験でアドバンテージを稼ぐ戦略だったがそれが崩れたのかもしれない)が、当時の私は「どうしてその点数で諦めるのかな」と思ったものだ。
A判定ではなかったが、取り立てて悪くもない。
実際、大手予備校が入試がすべて終わった後の追跡調査の結果を入学してからどこかで見たら、センター試験(当時)後の判定とはだいぶん違う結果になっていた。
センターリサーチ(当時)が厳しすぎたようだ。
そういうこともある。
受験生にはあまり楽観もしてもらってもいけないかもしれないが、冷静に分析して判断してもらいたい。
本当に絶望的なら進路を変えたほうがいいが、多少の劣勢で挽回できそうな目途が立つなら立ち向かったほうがいいように思う。
  
  
  
  
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この同級生の話は確か「卒業生からの手紙」という北高が出す冊子に寄稿した際にも少し触れた。
もう遠い昔のことだが、あれに私も文章を寄せたのだった。
< span style="font-size: 14pt;">○年も前のことだから高校側にも既にバックナンバーはないかもしれない。
この塾の初期の卒業生に、北高に入ってから「卒業生からの手紙のバックナンバーが読みたい」と進路指導室(当時)を訪ねた生徒がいたそうだが、先生に断られたそうだ。
探究心旺盛な子だった。
私が塾生にしたそんな雑談を覚えていて、私が何を書いたのか興味が湧いたようである。
もちろん大したことは書いていない。
今読み返したらちょっと恥ずかしくなるかもしれない若き日の想い出である。
寄稿したので一冊もらえたはずだが、どこにいったか分からないので読み返したことはないが。
  
  
  
  
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