置いて行かれない

 今年は例年と比べると「広告」に対してかなりたくさんの反響をいただいています。通常は「塾生や卒業生から何らかのご紹介があって」という方からのお申し込みやお問い合わせが多いのですが(宣伝力の弱いウチのような小規模の塾は、それが頼りになります)、今年はそういうツテの一切ない、本当に「広告だけを見て」というご縁をたくさんいただいております。せっせと輪転機を回して作った自家製の(たった2回しか出していない)地味な広告に目を通してもらえた上、ご連絡までいただけるというのは、本当にありがたいことです。改めて感謝申し上げますm(_ _)m 今じゃ大手に限らず中小でも零細でも、綺麗なフルカラー印刷の美しい広告がほとんどですからね。(広告関係の業界の人に言わせれば「ガリ版(孔版印刷)で刷ったような広告には価値なし」だそうです。そんな「価値のない」広告を出し続けているのですが(苦笑)。まあ最近では逆に「こっちのほうが珍しくていいのかもしれない」と開き直ることもありますが(^_^;))
 
 次回作はないのかという声をごく一部方面から承っておりますが、いつも身を削るような思いであれを絞り出しておりまして・・・。(「多少は削ったほうがスリムになっていいじゃん」とか、そういうこと言わない) まあ、まだまだお伝えしたいと思っていることはありますので、元ネタとなる「草稿」が無いわけではありませんが、世間にお出しできるものに仕上がるかどうかも含め、さて、どうしたものでしょう。
 
 そういえば、去年あたりから「ホームページを見て」という方もぼちぼちいらっしゃるようになりました。それもありがたいことですね。こうしてネット上で発信していることが、同業者の話の肴か嘲笑のネタくらいにしかなっていないのではないかと思うことも時々ありますが、少しずつでも報われていると感じる瞬間は嬉しいものです。こんな歳の人間でもそうなんですから、年端のいかない塾生たちがコツコツ地味にやっていることは、積極的に評価してあげないといけないな、と改めて思います。前職にいた頃からそうでしたが、私は目立たない子を(いい意味で)目立たせたいという思いが強いところがあります。元気で目立つ子をちやほやするのは誰にでもできますから、埋没しているけど地味に頑張っている子に目を向けたい。これは駆け出しの塾講師のときから20年近く、一貫して変わらない私の思いです。だから、というわけでもないと思いますが、この塾はおとなしい子にとっても、「置いていかれた」感のない塾になっていると自負しています。もちろん、元気な子も歓迎ですよ(^_-)