昨日の話の続き。
昨日取り上げたこの記事。
デジタル導入の「教育先進国」で成績低下や心身の不調が顕在化…フィンランド、紙の教科書復活「歓迎」 : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20250317-OYT1T50203/
韓国では今月から、政府がAI(人工知能)を搭載したデジタル教科書の配布を始めたが、韓国メディアによれば導入するのは32%(2月中旬時点)にとどまる。教育省が今年初めに実施した調査では保護者の7割が「デジタル依存に陥る」ことを懸念し、5割が「教師と生徒のコミュニケーションを促進するものではない」と否定的だった。
日本よりも学歴社会で受験競争が激しい韓国で教育のデジタル化に保護者の賛同があまり得られていない様子がうかがえる。
ネット社会についてはあちらのほうが進んでいるのに、である。
いや、進んでいるから逆に弊害を人々が恐れているのかもしれない。
社会全体のICTの活用で出遅れた日本が、よりによって教育分野で挽回しようとしているのはどうもチグハグなようだ。
出遅れを挽回するなら他分野でお願いしたいところだ。
わたしたちの関係するところでは、2年前に始まった岐阜県公立高校入試のWEB出願システムのようなICTの活用の仕方はさらに推進すればよい。
あれは逆にまだじゅうぶん活用しきれていないという点でちぐはぐなところ、ツッコミどころがあるけれども(慎重に進めてきているという見方もできるが)。