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福岡県でも「公立高校離れ」が起きているという話から。

岐阜県の話ではない。
福岡県でも公立離れが進んでいるというニュース。


福岡県立高の定員割れ、初の6割超え 2026年度一般入試 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20260227/k00/00m/040/323000c
福岡県教育委員会は27日、2026年度公立高校一般入試の最終志願状況を発表した。
定員割れは、県立高校で確認可能な1989年度以降、初めて6割を超えた。
公立高校の倍率は、3年連続で過去最低となることが確定した。今回は特に下がり幅が大きく、0・09ポイント減は確認可能な2000年度以降で過去最大だった。


倍率の0.09ポイント減少というのは相当大きい。
志願者が8%ぐらい減った計算だろうか。

岐阜県の公立高校入試はどうだったかなと思って県教委発表資料をみたら、
令和4年度(2022年春)1.00倍
令和5年度(2023年春)0.97倍
令和6年度(2024年春)0.98倍
令和7年度(2025年春)0.96倍
令和8年度(2026年春)0.93倍
で福岡県よりは今年の減り方が緩やかだが、過年度と比較すると減り方は大きめ。
低下したといっても福岡県は全体で1.04倍というのだから岐阜県のほうがずっと危機的なのは一目瞭然だが。
岐阜県は定員割れ高校が6割どころでは済まないし。

弊塾がまとめている西濃地区全体の公立高校の推移は
令和4年度(2022年春)0.98倍
令和5年度(2023年春)0.92倍
令和6年度(2024年春)0.96倍
令和7年度(2025年春)0.94倍
令和8年度(2026年春)0.88倍
となり、全県で見たときよりも今年の下がり方が大きい。
今年の出願者は人数にして
2328-2187=141人の減少。
地元大垣日大への単願が80人ほど増えている話は前に書いたが、その約1.8倍の減少。
中3生の数自体が30人ほど減っているがまだ計算が合わない。
地区外(岐阜地区等)への流出が公立・私立ともにあったのだろうか。

同じく弊塾でまとめた岐阜地区全体の公立高校倍率の推移は
令和4年度(2022年春)1.06倍
令和5年度(2023年春)1.05倍
令和6年度(2024年春)1.05倍
令和7年度(2025年春)1.04倍
令和8年度(2026年春)1.01倍
となり、私立高校ひしめく地区の割に減少が抑えられているようにも見える。
しかし、今年の倍率低下は過去と比べると大きい。
昨年と今年に関して、岐阜地区の公立高校への出願者数で比較すると
①2026年春 5042人
②2025年春 5124人
①-②=マイナス82人にとどまっているともいえるが、岐阜地区では公立中3生の数が昨年より増えており(+約160人)、当然計算が合わない。
何の偶然か、岐阜地区私立8校の単願がほとんど同じくらい増えている(+約250人)。
数字の上では岐阜地区の中3生が増えた分をすべて私立高校がとった上に公立高校からも出願者を削った計算になる。
これはひじょうに雑な計算で
1)他地区への流出・他地区からの流入
2)県外への流出・県外からの流入
3)公立中学生以外の生徒(国立私立・私立は内部進学者なども)
などを一切考慮に入れていない。
しかしそれでも傾向としては興味深い。
これも授業料無償化による一つの影響といえるのだろうか。